消防士を辞めたい人が後悔せずに退職するまでの完全ロードマップ〜公務員を辞めるのは損ではない〜

消防士を続けていく自信がない…
でもせっかく消防士になったのに辞めるってどうなんだろう?
周りからも反対が多いし…

こんな悩みを持っている消防士はたくさんいるのではないでしょうか?

私自身仕事を辞める時、かなり反対されましたし、自分自身もほんとに辞めて大丈夫なのかという不安はかなりありました。

しかし、辞めてみて、いろんな人の言ってたことはほとんどが適当なものだったし、自分自身も自ら選択肢を減らしていたように感じています。

世間の常識で自分の可能性を狭めていることがあることは知っておいてください。

今回の記事はそんなあなたに消防士の退職についてを完全に理解してもらえる記事にしています。

必ずしも辞める選択肢が正しいというわけではありません。

間違った誤解を防ぐため、正確に現実を知って判断できるようになってください。

目次

消防士を辞めたくなる理由

消防士を辞める理由は大きく5つあります。

  • 人間関係がきつい
  • もっとお金を稼ぎたい
  • もっと自分を試したい
  • 心が病んだ
  • やりがいを感じなくなった

これらのことは消防士を続けていると誰もが一度は感じることでしょう。

しかし、必ずしも辞めることが正しいというわけありません。

ただ、辞めようという思いが強く、仕事への意欲が低く、ずっと続けていくのはもったいないとも言えます。

年齢別の辞めた理由やその後どんな仕事をしているのかまとめているので下記の記事を参考にしてください。

消防士を辞めて後悔すること

辞めたくなることはあっても、辞めれないのは辞めて後悔する可能性があるからでしょう。

公務員を辞めるのは民間企業を辞めるより、勇気が必要です。

私自身は、民間も消防士も退職経験がありますが、消防士の方が圧倒的に悩みました。

後悔しないためには辞めた人がどんなことに後悔しているのか知ることも大切です。

消防士を辞めて後悔したこと
  • 生活が苦しくなった
  • 激務になった
  • 家族を心配させた
  • 体を鍛えれなくなった
  • もっと早く辞めておけばよかった

辞めて後悔した人の多くは上記の理由を言っています。

しかし、実際それほど後悔しているわけではなく、辞めて充実した日々を送っている方が圧倒的に多いです。

そうは言っても、辞めて失敗したという人も少なからずいます。

勇気を出して辞めたにも関わらず、失敗なんてしたくないですよね。

消防士を辞めて失敗する人には共通点があります。

辞めて
  • 勢いで消防士を辞めた
  • 自己分析が全くできていない
  • 不平不満に意識を取られている
  • 家族がなってくしていない

これらをクリアして退職をしないと辞めた後に、失敗したなと思うことが多くあります。

特に家庭を持って辞めるとなると、家族は絶対納得してもらい、味方になってもらっておかないと、思い切って辞めて自分だけでなく、家族の人生も狂わせてしまうことになりかねません。

失敗した経験談も知って、同じ道を歩まないようにしていきましょう。

こんな上司・同僚・家族の言葉に騙されるな

「消防士を辞めるなんてもったいない」
「消防士を辞めても後悔するだけだぞ」
「消防士を辞めても他では通用しないぞ」などなど

消防士を辞めたいと口走れば、こう言ったことをまず言われます。

ではほんとにそうなんでしょうか?

実は今公務員を辞める人はたくさんいます。

令和3年度の公務員の普通退職は38.4%(総務省HPより)で毎年パーセンテージは高くなっています。

つまり、辞める決断をする人はかなり増えてきていると言えます。

10年前、20年前とはもう流れが違うのです

公務員だって辞める時代になってる中で、時代錯誤の根拠のない辞めさせない言葉に耳を傾ける必要はありません。

耳を傾けることであなたは、無駄に悩み、退職できずダラダラ、消防士で居続けることになるのです。

家族は本気で心配してくれいるので、丁寧に説明した方がいいですが、上司や同僚の言葉は気にする必要なんて一欠片もありません。

転職するならスキルを身につけよう

消防士として、一生懸命働いてきた。それは素晴らしいことです。

しかし、残念なことに消防士として身に付いたスキルは民間において、役に立つことはほとんどありません。

体力や根性は面接において、有利に働くことはありますが、年齢を重ねるにつれて重要視されなくなってきます。

辞めた消防士がみんなスキルを身につけていたということはありませんが、年齢が高くなればなるほど、スキルを身につけてから辞めた人は多いです。

また、スキルを身につけていた人の方が転職活動が有利で、スキルを身につけておけばよかったという人も少なくありません。

消防士を辞めるにあたって大きく3つの分野でスキルを身につけている人が多くいました。

  • スポーツ系のスキル
  • IT系のスキル
  • 語学系のスキル

上記の3つの分野でスキルを身につけて、その業種に転職という人が圧倒的に今は増えています。

特にスポーツ系は、消防は鍛えている人が多いので、怪しまれず仕事をしながらスキルを身につけられると言ったメリットもあります。

詳しい説明は下記の記事で説明しているので参考にしていください。

家族を説得する方法

家庭を既に持っているなら、家族を説得する必要があります。

消防士は公務員ということもあり、反対されることの方が多いです。だからと言って勝手に辞めてしまうと良くありません。

私の周りで、家族を説得することなく辞めた人もいましたが、その後家庭が崩壊してしまったということもあり、家族に理解してもらうことは非常に重要です。

消防士を辞めるのを家族が反対する理由は大きく5つです。

  • 収入が減るかも知れない
  • 転勤する可能性が出てくる
  • 仕事の時間が大きく変わる
  • 退職自体を悪いことだと思っている
  • 続けることに意味があると思っている

辞めた人に話を聞いて、すぐにすぐ辞めていいよと言われたという人は、ほとんどいません。

心の病気になって休んでたり、家庭の事情でどうしてもという以外ではまず反対されると考えておいてください。

そのため、辞めようと考えたなら、家族の説得、理解が絶対必要で、そのために計画を立てて伝えることが大事です。

円滑に退職する方法

消防士を辞める決断はできた。

それでも、いざ伝えるとなると

いつ伝えればいいのか?
辞めるとなると悪く言われないだろうか?

と色々また悩んでしまう人もいるかも知れません。

正直、辞めるとなると悪くいう人は少なからずいます

それは消防の仕事上、人が減るとその分、その年度中に人員が補充されることはほとんどないので、負担が増えるのを嫌がる人がいるからです。

ただ、今の消防の現状は、辞める人が増えて、不満を持ってる人が多く、辞めてしまうのも仕方がないと考える人が増えてきており、新しいスタートを応援してくれる人が増えています。

いつ辞めるか誰から伝えるかといったことは、消防だとうるさい人が多いので注意しながら退職を伝えていきましょう。

円滑に退職できない時の辞める手段

残念なことに円滑で辞めれないようなことも現在は増えています。

その理由に退職者がかなり増えていることにあります。

私の消防本部はそれほど大きいところではありませんでしたが、一年に同じ所で若手が7人辞める事態になり、辞めるのを引き止められていました。

人が足りなくて辞めるのを待ってほしいということもあったり、何より消防を辞めるなら人間を辞めろというような意味の分からないパワハラ野郎もいます。

心が病んで病休に追い込まれ、辞めようとすれば、話を聞かないなんて恐ろしいところもあるそうです。

これは明らかにおかしいんですが、隠蔽主義が根強い本部では辞めるにあたってかなりの嫌がらせを受けることもあります。

そういった場合は、円滑になんて思う必要は全くありません

悩むあなたは人に気遣いがあり、やさしい性格でしょう。その分、この消防という狭い世界で洗脳されているんです。

遠慮することはありません。

退職代行を使いましょう

お金がかかる、罪悪感がある。でも心を優先してください。

お金なんて元気であれば、退職代行分なんて稼げます。

罪悪感なんて、街でたまたま会うことがあるかもぐらいで、連絡さえ取らきゃ会うこともないんです。

悩んで心を病んできた人をたくさん見てきました。

嫌がらせで心を痛めてきた人もたくさん見てきました。

使えるものは使いましょう。

ただし、消防士は公務員である以上、通常の退職代行は使えなかったり、不利益が生じることがあるのでその点は十分注意が必要です。

\ 退職で失敗したくないなら /

最後に

夢を持って消防士になったけど、辞めたくなる。

はっきり言っておきますが、今の消防の現状ではそれは何もおかしなことではありません

いまだに古い体質が蔓延しており、それに加えて救急出動は寝れない日が連日続き、市民からのクレームも増えています。

休みが多いと言われていたのも、過去のことになりつつあり、休みが全然ないようなところ、時間外手当がつかないなんて本部もあります。

辞める職員が増えているにも関わらず、危機感を上層部は何も感じておらず、今いる職員の負担を減らすようなこともありません。

まして、心を痛めてまで続けていく必要は絶対にありません。

でも、公務員を辞めるなんてもったいないと家族や周りからも反対されやすい職業でもあります。

しかし、自分の将来のビジョン、ほんとにやりたいことをしっかり見つめ直してください。

そうすれば、我慢してでも消防士でいた方がいいのか、家族を説得してでも辞めた方がいいのかきっと見えてきます。

一人で悩むのが辛い場合はX(旧ツイッター)や問い合わせから相談も受け付けていますので気軽に相談ください。

この記事をきっかけにあなたがよりよい退職ができますように。

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