消防士をつづけるのはもう限界…
誰とも顔をあわさずにひっそりと仕事をやめたい…
今回はこんな悩みに答えていきます。
この記事を読んで分かること。
- 退職代行を使うのが難しい理由
- 失敗しない選び方
- 退職代行を使うメリット・デメリット
- 退職代行を使うことになってもやってはいけないこと
- 退職代行を使って後悔する人しない人
結論
消防士は公務員になるので、民間と退職規定が異なるため、誰にも会わずに退職は難しいです。
しかし、退職代行を使えば、最低限の接触のみで退職することは可能です。
ただし、退職代行は厳選する必要があります。
それでは説明してきます。
\ すぐにでも退職代行を使う /
消防士が退職代行を使うのが難しい3つの理由
消防士は地方公務員方の退職の規定に従う必要があり、民間企業と同じようにはいきません。
- 退職には任命権者の同意と手続きが必要
- 退職辞令の交付を受ける必要がある
- 労働組合を結成できない
上記のように民間とは違う点があることを知っておいてください。
退職に任命権者の同意と手続きが必要
民間企業であれば民法627条により、【退職の意思を示してから、2週間経てば仕事を辞めれることができる】と規定されています。
しかし、消防士の退職は任命権者による同意と手続きが必要となっています。
通常の退職であれば、職員の任免に関する規則35条に【任命権者は、職員から書面をもつて辞職の申出があったときは特に支障がない限り、これを承認するものとする】となっており、書面さえ出せば問題なく退職することは可能です。
しかし、【職員から】という文言で、第3者の介入が困難になり、退職代行を使うのが難しくなっています。
退職辞令の交付を受ける必要がある
消防士を退職するときは、わざわざ退職辞令を交付式で受け取る必要があります。
民間企業ではわざわざ交付式なんてないので、そのまま退職できます。
ただし、これは欠席しても郵送で送ってもらうこともできますし、職場に取りに行けば受け取ることは可能です。
私の時には、欠席してももらえるといった説明はなく、必ず来て受け取るように言われました。
職員によっては、すでに市外に引っ越してたにも関わらず、参加させられて受け取らされていました。
これも退職代行を使いにくくしている理由の一つです。
しかし、これに関しては退職代行業者に受け取りを郵送にして欲しいと伝えれば、交渉してもらうことができます。
消防士は労働組合を結成できない
消防士は地方公務員の労働関係に関する法律により労働組合の結成・加入が禁止されています。
これが退職代行を最も難しくしており、民間の退職代行や労働組合型の退職代行業者が対応できなくなっています。
交渉権がないため、頼んでも断られてしまいます。
悪徳業者が増えていて、交渉権がないにも関わらず、受け付ける場合もあるので、民間・労働組合型がNGなことはしっかり知っておこう。
消防士の退職代行〜失敗しない選び方〜
消防士の退職代行は民間とは違いがあるため、選ぶポイントを抑えて、退職でトラブルを起こして、余計ストレスがかからないようにしてください。
- 公務員の退職代行実績のある業者を選ぶ
- 相場が安い業者を選ばない
- どこまで対応してくれるのか確認する
公務員の退職代行実績のある業者を選ぶ
先述しているように、消防士は公務員になるので、通常より退職代行のハードルが高くなっています。
退職代行業者は増えて、公務員の退職の実績がないにも関わらず、民間企業と同じように請け負うような業者もあります。
間違った退職代行を選んでしまったせいで、うまく退職できず、使った意味もほとんどなくなってしまうようなケースもあります。
消防士としての実績だと、探す時に難しいので公務員の実績で確認して選びましょう。
相場が安い業者を選ばない
消防士が退職代行を選ぶ場合、民間や労働組合型が選べないので、必然と料金は一般相場より高くなります。
退職後の不安もあり、お金はなるべく安く抑えたい。
しかし、安すぎるところには裏があると思っておきましょう。
有給の消化等の交渉をしてくれなかったり、退職辞令を受けなくはいけなくなったり等、職員と会わずに辞めたいといったニーズに答えてもらえず、料金は安かったが、思っていたことがしてもらえなかったということになりかねません。
消防士が退職代行を使う場合の相場は5万〜6万ぐらいだと思っていてください。
どこまで対応してくれるのか確認しておく
消防士が利用する退職代行は、弁護士事務所の退職代行になるので、退職意思を会社に伝えるのみではなく、有給の消化・退職の時期・時間外勤務代といった交渉も行ってくれます。
民間企業の退職代行ではこれらのことは不可能です。
なので、民間企業の言葉に惑わされることなく、弁護士事務所の退職代行を使い、上記の交渉を行ってくれるかの確認をしっかり行ってください。
\ 失敗しない退職代行 /
消防士が退職代行を使うメリット・デメリット
消防士で退職代行を使おうと思う人のほとんどは人間関係の悩みを抱えています。
そのため、職場の人に合わなくて退職できるのは大きなメリットです。
他にも
- 有給の消化をしっかりしてもらえる
- 退職のデメリットをネチネチ言われない
- 退職までのパワハラに合わない
- 根掘り葉掘り退職理由を聞かれない
- 上下関係を武器に退職の日を遅らせられない
- ハラスメントを受けている場合、慰謝料を請求できる場合がある
といったメリットがあり、もう職員に会いたくもない、そしていろいろ聞かれたくないといった人には最適なサービスと言えます。
噂話が好きな職員が多く、あることないことを言いふらします。
あいつは負け組といった悪口を言う人も多く煩わしく感じることはかなり多くあります。
デメリットは料金が通常の民間企業で働いている人に比べて高くなることです。
弁護士事務所運営の退職代行を利用しなくてはいけないため、民間企業であれば、2万〜3万円程度で利用できるのに対して5万〜6万円と割高になってしまいます。
退職後の生活に不安を覚えている人にとって、お金がかけたくないという人にとっては痛い出費ではあります。
しかし、その分、退職代行でのトラブルは少なく、あなたの希望をしっかり叶えてくれて退職ができることを考えた場合、安いところでトラブルで、心労をためるより、いい選択になることは間違いありません。
退職するつもりでも絶対にやってはいけないこと
退職を決めたからといって、何をしてもいいとはなりません。
もう行きたくないから、無断欠勤で仕事に行かないということは絶対にしないでください。
その他にも、遅刻や早退、勤務態度不良もいけません。
公務員は基本的に辞めさせられるようなことはありませんが、処分は明確に決まっています。
欠勤や遅刻などについては、人事院の懲戒処分の指針があり、処分の対象になります。
(1) 欠勤
ア 正当な理由なく10日以内の間勤務を欠いた職員は、減給又は戒告とする。
イ 正当な理由なく11日以上20日以内の間勤務を欠いた職員は、停職又は減給とする。
ウ 正当な理由なく21日以上の間勤務を欠いた職員は、免職又は停職とする。
(2) 遅刻・早退
勤務時間の始め又は終わりに繰り返し勤務を欠いた職員は、戒告とする。
(3) 休暇の虚偽申請
病気休暇又は特別休暇について虚偽の申請をした職員は、減給又は戒告とする。
(4) 勤務態度不良
勤務時間中に職場を離脱して職務を怠り、公務の運営に支障を生じさせた職員は、減給又は戒告とする。
(5) 職場内秩序を乱す行為
ア 他の職員に対する暴行により職場の秩序を乱した職員は、停職又は減給とする。
イ 他の職員に対する暴言により職場の秩序を乱した職員は、減給又は戒告とする。
引用:人事院・懲戒処分の指針について
懲戒免職になると2年間は公務員の再就職はできなくなりますし、次の就職先にも悪影響を及ぼします。
懲戒免職まではいかなくても、処分を受けてしまうと退職代行が使えなくなる可能性もあります。
辞めるからなにをしてもいいと考えず、有給の消化を退職代行でしっかり伝えて、正式に休みをもらって、次に悪影響を及ぼすことなく退職していきましょう。
退職代行は非常識?退職代行を使って後悔する人しない人
退職にすることを相談したときに、そんなの使うのは非常識だと言われることがあります。
しかし、はっきり言っておきますが、そんなことは絶対ありません!
消防の世界は体育会人間が多いので退職を相談すれば、まず説得されます。
そして、勤務人員が減って負担になるので退職時期も遅らされることも多く、有給も使わせない方向に言われることも少なくありません。
その時点でおかしいですが、ここでさらに退職代行使うなんていった場合は、悪く言われることは間違いありません。
そもそもおかしいことを言ってることに気づかない人がほとんどです。
相談するなら覚悟を決めて、よほど信頼できる人のみに絶対してください。
後悔する人の特徴
- 退職代行を使った自分に自己嫌悪
- お世話になった人との関係性の悪化
- 簡単に辞めれたと他の人の話を聞いた
退職代行を使った自分に自己嫌悪
退職代行を使ったことによって、失礼なことをしたと自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。
使うことは決して悪くないのですが、辞めれることになると今まで悪いところばかり見えてたのが、冷静になり、自分でしっかり退職の意思を伝えればよかったとなる場合もあります。
心情的な面でストレスを感じないように、使うときは一旦考えてみるようにしてください。
お世話になった人との関係性が悪化した
退職代行を使う職員は少なく、体育会系の多い職場のため、自分で退職の意思を伝えない・退職を自分に相談しなかったことをよく思わない人もいます。
そんなことを気にしない人だといしても、周りがあまりにも悪くいっており、あなたと関係を続けれないということもあります。
退職代行を使えば、すんなり退職を受理され、職場に行くことがなくなるので、話す機会もありません。
これからも良い関係を続けたい人がいるなら、説明しておくことをおすすめします。
ここでおかしなことを言われるなら、職務上やってただけとも判断できるので、逆によかったと思った方がいいでしょう。
他の人の話を聞いたら思いの外簡単に辞めれると聞いた
いやでいやで仕方なく退職代行を使ったにも関わらず、他の辞めた人と話してみると、すんなり辞めれていて使わなくてもよかったんではと後悔することがあります。
しかし、これはあくまでその人だからと思った方がいいでしょう。
人によって言うことが全然違う職場です。
あなたの場合使ってよかったかもしれません。
使わないことで退職が大変になっていた可能性は十分あります。
あなたが退職で困らなかったことが一番です。
後悔しない人の特徴
- 自分を守ることができた
- バックレようと思ったけど踏みとどまれた
- 無駄なやり取りを防げた
- 休みをしっかりもらえた
自分を守ることができた
仕事でストレスを抱え、退職の意向を伝えるのも一苦労すると思うと気が重く感じていたけど、退職代行を使ったおかげでストレスを抱えることなく辞めれて、自分を守ることができたと感じれます。
自分から意思を伝えられない、何らかの理由で伝えることが難しい場合、かなり神経をすり減らすこともなっていたでしょう。
人によってはうつや自律神経失調症を患っていたかもしれません。
退職代行に頼ることによって自分を守れたことで使ったことを後悔しないで退職ができます。
バックレようと思ったけど踏みとどまれた
ハラスメントや厳しいしごきで、もう仕事バックレてやろうと思うようなことは、消防の仕事をしていると多々あります。
本来そんなことを平気でする人が悪いのですが、バックレると損するのはあなたです。
上記で説明したように処分の対象になる可能性もあります。
退職代行を使ったことで、ギリギリ踏みとどまれ、安全にスムーズに退職することになって、後悔を残さず退職することができます。
無駄なやり取りしなくてよかった
辞めるとなると、絶対に理由を聞かれます。
お世話になった人や退職を伝える際は仕方ない面がいくらかありますが、関係ない人もかなり聞いてきます。
しかも、ほとんどの人がいちいちやめて後悔するぞと言ってきます。
好意で言ってくれる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人はただの無責任な発言でしかありません。
退職代行を使うことでこのわずらわしさを感じることなく辞めることができます。
しっかり休みをもらえて辞めれた
消防の仕事は交代制で、ギリギリの人数で組まれていることが多く、職員が1人減ることで休めなくなる人が増えてしまいます。
そのため、辞めるとなっても、最後までしっかり仕事に来るように説得されます。
消防は手当が多いので、働けば給料は有休消化よりたくさんもらえますが、その他のデメリットも多いため、しっかり休む方が自分自身を守ることにもなり、退職代行で交渉してもらえ、休むことができることは心強いといえます。
休めず最後までしっかり働かされる職員は本当に多く、有給を全部残して辞める職員も少なくありません。
自分で交渉は難しいので使うことでゆっくり次に進めるのは間違いありません。
後悔しないポイントは【しっかりとした退職基準で辞めているか】です。
退職代行は便利です。ただし、それでも感情的だったり、突発的に行うのは、リスクが高いと言えます。
辞めたい気持ちは分かりますが今一度、冷静に自分の退職について考えてみてください。
まとめ
消防士が退職代行を使うなら、必ず弁護士法人の退職代行を利用しましょう。
料金は、民間や労働組合型の退職代行を使うより、割高になりますが、トラブルも防げ、有給の消化等の交渉もきちんと行なってくれます。
退職代行を使うことは決して悪いことではありません。
あなた自身を守るため、次のへのスムーズな移行のために、退職代行を一つの選択肢として検討してください。
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