
消防士を辞めたい…
でも周りからは絶対後悔するぞと言われるし、実際辞めた消防士って後悔してるの?
消防士を辞めたいけど、あとで後悔しそうで怖い。
家族や親から『もったいない』と言われそうだし、公務員を辞める重さも分かっている。次の仕事で通用するのか、収入が下がるのか、辞めたあとに『やっぱり消防士の方がよかった』と思うのか。ここで止まってしまう人は多いです。
公務員を辞める怖さは、軽く見ない方がいいです。
ただ、『後悔するぞ』という言葉だけで自分の気持ちを全部押し込める必要もありません。辞めること自体が悪いわけではない。問題は、何も見ないまま勢いで辞めてしまうことです。
私自身、妻は納得してくれましたが、母はいつまでも辞めるなの一点張りでしたし、少しでも愚痴ろうものなら、だから言ったでしょとかなり言われました。
辞めた人が周りにいれば、その人に話を聞けるかもしれませんが、1人だけの意見で決断できるほど辞めるのは簡単ではないでしょう。
私も消防士を辞めています。
消防士になる前に民間を経験し、消防士を辞めた後は個人事業主として働いています。民間も独立も楽ではありません。それでも、消防の中だけで人生が決まるわけではない。この記事では、辞めたあとに後悔しやすい原因を、現実寄りに分けて書きます。
消防士を辞めて後悔したこと5選


辞めたあとに後悔する人はいます。
ただ、後悔しているのは『辞めたこと』そのものではなく、準備不足だったことが多いです。生活費、次の仕事、家族への説明、消防士経験の伝え方。ここを見ないまま動くと、退職後に苦しくなります。
- 生活が苦しくなった
- 激務になった
- 家族を心配させる
- 体を鍛えれなくなった
- もっと早く辞めておけばよかった
生活が苦しくなった
消防士の給料は決して多いとは言えませんが、それでも民間企業の平均値なので、転職して給料が減る人は少なくありません。
消防士しかしてきていないこともあり、未経験で他の企業に転職するので、最初はどうしても低くなります。
貯金等をせずに、思いつきで辞めた人の多くがこの後悔をしています。
ただし、最初に収入が下がったからといって、そこで人生が終わるわけではありません。
一方で、年収が上がる保証もありません。だからこそ、生活費と次の仕事を見ないまま辞めるのは危ないです。
私自身も、消防を辞めたあとにお金の不安を感じた時期はあります。
それでも、準備と働き方を見直せば前に進めることはあります。ただ、何も考えずに辞めて大丈夫とは言えません。
激務になった
これは中堅で辞めた人の多くが感じる後悔です。
若手の頃は寝れなかったり、訓練があり、その上出動とかなり忙しい日々を送るので、仕事を辞めて他の仕事に代わってもそれほど激務になったと感じない人が多いですが、何年か経つと訓練はしてもしなくても自分のペースでできたり、寝るのもそれほど遅くなくなってきます。
そのため、民間企業であれば、普通でも激務と感じる人は一定数います。
また、未経験で入るので、仕事を覚えるまではどうしても激務になってしまうといった声も多数聞きます。
特にあまり出動がないような場所で働いていた人にとってはいかに楽だったか思い知らされることになります。
家族を心配させる
家族にしっかり話をしておかないと、家族と関係性が悪くなります。
勤務が特殊だった分、今までと違う生活リズムになったことで家族とぎこちなくなってしまったり、給料が低くなってギクシャクしてしまったりなんてこともあります。
また、平日にできていた家の用事ができなくなり、家族の負担が増えることもあります。
家族が反対するのは、あなたを否定したいからとは限りません。生活が変わることが不安なのです。
私の母は公務員神話の信者だったこともあり、ことあるごとに辞めたことに対しての不満を言ってきていました。いくら話しても理解を得られず疎遠になってしまっています。
家族にまだ話せていない人は、勢いで伝える前に生活費、退職時期、次の仕事、家族への影響を言葉にしておいた方がいいです。
反対される前に何を整理するかは、こちらで詳しく書いています。


体を鍛えられなくなった
消防士であれば、仕事中でも筋トレをすることもでき、引き締まった体を維持する生活習慣が身についています。
仕事を辞めてからもそこまで体型が完全に変わるってことはないですが、消防士の時ほどの体を維持するのが難しいと言えます。
体を鍛えるということはストレス発散にもなるし、自分に自信を持つ一つの要素でもあり、それができなくなったことに後悔をする人は一定数います。
消防を辞めても、ジムに通ったりと体を維持する人はたくさんいますが、筋トレ時間が減ったとほとんどの人がいいます。
消防の時に鍛えていればいるほど後悔するようです…
もっと早く辞めればよかった
実はこの後悔が1番多く言われています。
公務員という辞めてはいけない仕事についたと思っていたけど、そんなことはなく、辞めた人はなぜこんなにしがみついてしまってたんだという人がほとんどです。
いろんな不安なことはあるけど、やりがいや何より消防の窮屈さがなくなってストレスが減ったという人がかなり多いです。
転職した消防士も起業した消防士も消防士時代より、ほとんどの消防士が明るくなっており、もっと早く辞めておけばよかったと口々に言っています。
我慢が美徳と教えられてきた世代で、消防でも我慢して自分が耐えて市民に寄り添うみたいなある意味洗脳を受けていたようにも今では感じています。
ネットではよく見るが実は後悔したと聞いたことがない2つこと
ネットではよく見かけるのですが、実際私自身たくさんの人に話を聞きましたが下記について話している人は聞いたことがありません。
なぜネットでこう言われているのか説明して真実を見極めてください。
雇用の安定がなくなった
消防士は公務員の上に、なくてはならない職業ですし、AI等にとってかわられることもまずありません。
そのため、メリットとして、倒産することはありえませんし、犯罪行為をしなければまずクビになることもありません。
確かに民間企業では倒産のリスクはあります。
でも後悔している人はいません。
これは、公務員を辞めた上で覚悟しているというのもあるのでしょうが、はっきりいって倒産するような企業に転職した人がほとんどいないからです。
倒産やクビを普段から不安に思いながら働いている人は、ほとんどいないでしょう。
実際に飲食店に転職して店が閉まった人はいましたが、公務員を辞めた時からそんな覚悟はしていると言っていました。
収入が不安定になった
消防士であれば公務員であるため、景気による収入の変化はなく、給料やボーナスをしっかりもらえますし、成績によって上下することなく、毎年少しづつですが上がっていきます。
民間企業では、景気や業績により、ボーナスがなくなるようなことや給料が上下することもあります。
実際コロナ禍でボーナスがなくなったという話も聞きます。
しかし、公務員を辞めた時に安定した給料がなくなるというのは1番覚悟していたことでもあるので、やっぱり安定していたんだなという人はたくさんいますが、後悔としてあげる人はいません。
後悔しないというより、この覚悟がない人はまず仕事を辞めていないと言ったほうが正しいかもしれません。
ただ、あんなに楽で給料それなりにもらえてたんだと思う人はたくさんいます…
消防士を辞めた全員が後悔しているわけではない


全く後悔がない人ばかりではありません。
ただ、辞めたことそのものより、準備不足や見通しの甘さを後悔している人が多いと感じています。
その理由として
- 自分の頑張りが仕事の評価につながる場面がある
- やりたい仕事ができるようになった
- ストレスが減った
と言ったことがあげられます。
消防を辞めたあと、消防とは違う大変さにぶつかる人はいます。
それでも、自分で選んだ働き方に近づいたことで前を向けた人もいます。辞めたら終わりではありません。ただ、何も準備せずに辞めれば苦しくなります。
それだけ、自分がやりたいことができるということが大切だということです。
消防士を辞めて後悔しないために準備しておくこと
さきほど後悔している人がごくわずかと伝えましたが、後悔してる人の共通点は
【なんとなく辞めた人】
消防の環境は、外に出てから見える安定もあります。
毎月の給料、身分の安定、休み、福利厚生。中にいると当たり前に感じても、外に出るとその重さに気づくことがあります。
公務員の安定を捨てる怖さは、軽く見ない方がいいです。
民間も独立も楽ではありません。消防を辞めるなら、外の厳しさも見たうえで判断した方がいいです。
後悔しやすいのは、辞めたい理由を言葉にしないまま動いたときです。
人間関係だけで勢いで動いたのか、体力や勤務が限界だったのか、将来が見えなかったのか。ここを分けないまま辞めると、次の場所でも同じ苦しさを抱えることがあります。
そのため、後悔しないためには
【辞めて何がしたいのかを明確にする】
辞めて後悔してない人は自分がやりたいことができる環境にいっています。
それは未経験だろうが、スキルを身につけてだろうが変わりません。
不平不満が全くないということはありませんが、やりたいことをしてるので後悔していないのです。
さすがに何も覚悟することなく辞めて後悔がないほど楽ではないことは改めて知っておいてください。
でないとまた同じような苦しみを味わってしまいます。
後悔の原因は、だいたい次のように分けられます。
- お金の準備不足
- 次の仕事が見えていなかった
- 家族に十分説明していなかった
- 消防士経験を民間向けに言い換えられなかった
- 辞めたい理由を整理しないまま辞めた
- 公務員の安定を失う重さを軽く見ていた
- 民間や独立を楽だと思い込んでいた
辞めたい理由がまだ曖昧なら、先に理由を言葉にしてください。
何に苦しんでいるのかが見えると、辞める・続ける・準備するの判断が少し変わります。


辞めたい理由がまだ曖昧でも、弱いわけではありません。
ただ、曖昧なまま勢いで辞めると、退職後に生活費、次の仕事、家族への説明が一気に押し寄せます。
辞めて転職を考えているならやるべき2つのこと
退職後の不安を減らすには、やりたいことだけでなく、生活費、家族、次の仕事、消防士経験の伝え方まで見ておく必要があります。
特に、次の生活が不安な人は、お金と転職先候補を先に分けて考えてください。
若い時期に退職を考えている人や、生活費・貯金・家族への説明が不安な人は、退職前に準備することを先に見てください。


次の仕事が見えないまま退職を考えると、不安だけが大きくなります。消防士経験を活かしやすい仕事や業界を先に確認したい人は、こちらも参考になります。


- 転職エージェントを利用する
- スキルを身につける
転職エージェントを使ったほうがいい5つの理由
消防士から転職を考えるなら、転職エージェントを使う前に、自分の経験がどう見られるのかも考えておいた方がいいです。
その理由は以下の5つになります
- 情報収集
- 求人の選定
- 志望動機などの再確認
- 公務員の支援実績がある
- 自分を客観的に見てもらえる
1・情報収集
転職エージェントは情報収集において、非常に役に立ちます。
就職活動もしていて消防士も受けたという人はまだマシかもしれませんが、消防士だけや公務員だけを受けて受かった人は情報収集から、初めてでどうしたらいいか分からないでしょう。
就職活動をしていたとしても、新卒とはまた違うので戸惑うことがあるかもしれません。
その点、転職エージェントは採用担当はもちろん、トップとも繋がりがあることも多く、他では知れない情報をたくさん持っています。
情報も知っていますが、リアルな社内の雰囲気などを知っているのも、人間関係で苦労したくないという人にとっては助かる情報になることでしょう。
また、採用担当との繋がりもあるので、どういう人材を求めているかと言った面接でも役に立つ情報も教えてもらえます。
自分1人で調べるよりも、圧倒的に効率がよく、リアルな情報を要点を抑えて得ることができます。
2・求人の選定
やりたいことが明確であっても、それに適した求人を探すのは非常に大変です。
まして、ブラック企業を見極めるのはかなり困難なことだと言えるでしょう。
しっかり後悔しないために考えたのに、ブラック企業に就職してしまうようでは、せっかく消防を辞めて頑張ろうと言った気持ちがなくなってしまいかねません。
転職エージェントを使えば、希望にあった求人を紹介してくれます。
ただし、転職エージェントを使えば必ず良い会社に行けるわけではありません。
最後に判断するのは自分です。情報を集める手段として使うくらいの距離感が大切です。
転職エージェントの紹介先がブラック企業では、転職エージェントの評判にも関わるので、良い企業である可能性は高くなるのです。
そのため、スムーズに自分にあった企業への転職ができるでしょう。
3・志望動機などの再確認
転職エージェントを利用すれば、あなたの志望動機などを再確認することができます。
履歴書等も消防士であれば、書いたことが少ない場合も多く、書いたことがあったしても、プロ目線での添削してもらうことによって、あなたの魅力を企業の採用担当者にしっかり伝わるようにアドバイスしてもらうことができます。
自分だけだと、どんな書類が通過しやすいか、面接官に好印象を持たれる伝え方はなかなか分からないものです。
その点、今まで数多くのサポートをして来ているので、安心です。
4・公務員の支援実績がある
転職エージェントは消防士だけでなく、公務員の転職をサポートしています。
そのため、公務員の転職に関するノウハウが蓄積されており、自分1人では手に入らない情報がたくさんあります。
転職した消防士で転職エージェントを利用した人もしてない人もいますが、利用した人の方が圧倒的に次の仕事が早く決まっており、条件もいいものでした。
公務員の転職は難しいと言われていますが、推薦状であなたの強みや魅力をプッシュしてくれるのも大きなメリットです。
5・自分を客観的に見てもらえる
消防士として身についたことのほとんどは民間企業では役に立ちません。
しかし、消防で仕事ができてるとされていたのに不当な扱いを受けていた人、頑張りを認めてもらえなかった人は民間に行けばきっと自分のことを評価してくれると思うでしょう。
もちろんあなたのやる気で評価は上がっていくでしょうが、採用の段階ではその消防での仕事でどういったことが人から評価してもらえていたのかをアピールする必要があります。
消防士としてのキャリアしかなく、民間企業に客観的に採用されるように自分を客観的に見るのは非常に困難です。
転職エージェントに伝えるとともに、客観的に見てもらえ、それを強みとして伝えられるようにサポートしてもらえます。
消防士からの転職は、dodaがおすすめです。
無料かつ登録も簡単なので、気になる方は気軽に利用してみてください。
消防士からの転職するならエージェントの利用を絶対的におすすめします。
転職者の満足度ランキング1位のdodaで理想の仕事探しをしてください。
スキルを身につけるなら
消防士のスキルや考え方は民間企業とかなり異なります。
特にスキルにあってはほぼ役に立たず、若ければいいですが、明確なスキルがないと採用を勝ち取りにくいのが現状です。
そのため、辞めてどうするかを明確化した後は、転職先で求められるスキルを身につけるようにしましょう。
具体的には
IT関係→プログラミング・WEBデザイン・WEBマーケティングなど
外資系→語学・TOEICなど
パーソナルトレーナー→スポーツ系資格・栄養学など
金融系→FP・簿記など
なくても転職ができないと言ったわけではありませんが、スキルがある方が、あなたの価値は高まります。
資格にもよりますが、難易度が高いものであればあるほど、転職に優位に働きます。
ただ、闇雲にとっても、もったいないので、自分の目的を明確化し、適したものを選んでください。
スキルや経験の見せ方が整うと、次の仕事を考えやすくなります。
ただし、資格やスキルだけで転職が決まるわけではありません。消防士経験をどう伝えるかも大切です。
消防士経験が民間で通用するか不安な人は、経験の伝え方も確認してください。
消防士経験は、そのままでは民間に伝わりにくいです。でも、言葉を変えれば武器になります。
最後に
消防士を辞めても、そこで人生が終わるわけではありません。
ただし、勢いだけで辞めると後で苦しくなります。後悔を減らすために必要なのは、辞める前に見るべきものを見ることです。
周りが『後悔するぞ』と言うのは、公務員の安定を知っているからです。
その不安は完全に間違いではありません。でも、あなたの限界や将来への違和感は、あなたにしか分かりません。
ただし、そうは言っても一定数の後悔した、失敗したという人もいないでもありません。
後悔しないための方法も知っておく方が、もしあなたが辞めたいとなった時に、大きな参考になります。
退職・転職の全体像を一度まとめて見たい人は、こちらで整理してください。
辞めたい理由、家族、転職先、職務経歴書、退職方法を分けて考えると、判断が雑になりにくくなります。



コメント