
消防士辞めたいけど、絶対後悔はしたくない…
どうしたらいいの?
公務員である消防士は安定していることもあり、周囲からも辞めるともったいないとかなり言われます。
だからこそ、辞めて後悔したくないという思いは、他の民間企業で働いているより、強く感じる場合が多いでしょう。
人によっては、それだけで辛い思いにも耐えて、転職なんて考えられないなんて人もいます。
この記事で分かること
この記事では、消防士から民間企業に転職する時におすすめの転職エージェントの使い方を詳しく解説します。
- 消防士の転職で本当に使うべき転職エージェント3選
- 実際に年収アップした元消防士の転職エージェント活用法
- 転職で絶対に後悔しないための具体的なステップ
- 消防士の経験を正しく評価してもらう方法
初めての転職で、転職サービスはどれを使えばいいのか分からない人や、転職サイトに登録だけはしてみたものの、どう使いこなせばいいのか分からない人も多いでしょう。
消防士になって転職するなんて思うと思わなかった人も多くいて、分からないことだらけです。
重要なポイント:転職エージェントは必ず2-3社に同時登録してください。
1社だけでは比較ができず、あなたに最適な求人や担当者を見つけることができません。これは転職成功の鉄則です。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職を成功させるためには、転職支援サービスを上手に利用することが大切です。
転職希望の消防士によってどちらの方がいいか違いもあるので、まずは転職エージェントと転職サイトの違いを知っておいてください。
項目 | 転職エージェント | 転職サイト |
---|---|---|
求人数 | 転職サイトに比べて少ない | 多数の公開求人が掲載 |
求人の質 | 厳選されていて、専門性も高い | 一般的で厳選されていない |
企業の情報 | 求人には載ってないものも提供がある | 求人情報のみ |
サポート体制 | 履歴書や職務経歴書の指導、面接対策など、充実したサポート | 履歴書作成ツールなどはサイトによってはあるが基本的には自分で行う |
企業との連絡・調整 | 面接日程や条件交渉をしてもらえる | 自分自身で企業とやり取りをする |
これらの違いを理解することで、自分の転職活動にあったサービスを選択することができるでしょう。
転職を成功させるためには、両方の特徴を知ってうまく活用することが大切です。
消防士におすすめ転職エージェント2選【2025年最新】
消防士から民間企業に転職したいと思っているなら、断然転職エージェントを使うことをおすすめします。
ここでは、実際に消防士の転職で実績のある転職エージェントを3つご紹介します。
第1位:リクルートエージェント


消防士からの転職成功率No.1の実績を誇る転職エージェント
消防士にオススメする理由は以下の通りです:
リクルートエージェントが消防士にオススメな理由
- 求人数が圧倒的に多い
他の転職エージェントと比べて3倍以上の求人数を保有しています。選択肢が多いということは、あなたの条件に合った求人が見つかる可能性が高いということです。 - 消防士の転職実績が豊富
消防士からの転職を専門的にサポートするアドバイザーが在籍しており、消防士特有の悩みや不安を理解した上でアドバイスをしてくれます。 - 年収交渉に強い
企業との交渉力が高く、転職者の85%が年収アップを実現しています。消防士の経験をどう企業にアピールするかも熟知しています。 - 大手企業とのパイプが太い
特に警備業界、建設業界、不動産業界など、消防士の経験が活かせる業界との繋がりが強いのが特徴です。
実際の転職成功例
29歳の元消防士Aさん
消防士時代の年収380万円から、大手警備会社の管理職として年収520万円で転職成功。
年収140万円アップを実現しました。
リクルートエージェントの担当者が、Aさんの災害対応経験を「リスクマネジメント能力」として企業に訴求したことが成功の要因でした。
第2位:doda
手厚いサポートで初転職でも安心の転職エージェント
dodaが消防士におすすめな理由
- サポートが手厚い
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動に必要なサポートが全て揃っています。初めての転職で不安な消防士にとって心強い味方です。 - 地方転職にも対応
全国各地の求人を保有しており、地方での転職を希望する消防士にも対応可能です。 - 転職セミナーが充実
定期的に転職セミナーを開催しており、転職のノウハウを学ぶことができます。 - レスポンスが早い
担当者からの連絡が早く、スピーディーな転職活動が可能です。
実際の転職成功例
27歳の元消防士Bさん
地方消防署での年収320万円から、地元の中堅建設会社の安全管理担当として年収450万円で転職成功。年収130万円アップを実現しました。
Bさんは家族の事情で地元を離れることができず、地方での転職を希望していました。dodaの担当者が地方の優良企業とのネットワークを活用し、通常は公開されない非公開求人を紹介。
dodaの手厚い面接対策により、消防での「災害現場での冷静な判断力」を「建設現場でのリスク管理能力」として効果的にアピールできたことが成功の要因でした。
転職者の満足度ランキング1位の実績もあり、消防士からの転職を考えているなら必ず登録しておきたい転職エージェントです。
dodaに登録する
転職エージェントより転職サイトが向いている人の特徴
転職エージェントを使った方がいい消防士を理解してもらった上で、転職サイトが向いている人の特徴を紹介します。
転職サイトが向いている人の3つの特徴
- 自分の希望職種が明確に定まっている人
- 転職エージェントから提案される求人に理想の業種が見当たらない人
- 転職活動を自分のペースで進めたい人
転職エージェントは基本的に、あなたの職歴や資格、年齢を考慮して求人を紹介してくれます。
ただし、それが必ずしもあなたが求めている求人であるとは限りません。
さらに公開されている求人は厳選されているために、未経験者向けの求人が少ない場合もあります。
これに対して転職サイトは多種多様な求人が掲載されているので、あなたが希望する求人も見つかる可能性が高くなります。
また、転職エージェントを利用すると、担当者との連絡を取り合う必要があり、サービスによってはセミナーや面談が必須な場合もあります。
転職に関して、自分の希望が消防士を活かすより、したいことが明確にあり、どれぐらい時間を使って転職活動を行うつもりなのかを考慮しながら、転職サービスを選びましょう。
転職エージェントを選ぶポイント
転職エージェントには大きく分けて大手・総合型と中小・特化型があります。
大手・総合型:年齢や業界を問わずに幅広い求人を取り扱い、広く多くの選択肢から求人を提示してもらえる
中小・特化型:業界や職種、若手向けや管理職向けと特化しており、専門分野の知識を持った転職エージェントが対応してくれる
消防士の転職では、大手・総合型がおすすめです。
その理由は以下の通りです
- 大手ならではの、豊富な求人と実績で消防士を活かせる求人を紹介してもらえる
- 異業種・異職種の転職もしやすい
- サービスの提供体制が整っている
上記のような理由から、自分の年齢に適した転職エージェントを利用することで、転職成功しやすくなります。
大手・総合型の中でも、下記の3つのポイントを抑えることで、さらに転職の成功率が高くなります。
転職エージェントを選ぶ3つのポイント
- 求人数・利用者数
- 提供するサービス
- キャリアアドバイザーとの相性
求人数が多いということは、転職先の選択肢が広がります。
業界や職種だけではなく、職場の雰囲気や企業理念なども含めて自分にあった求人を探すことができます。
また、利用者が多いサービスは転職サポートが充実している傾向があります。
悪質な転職エージェントであれば、自然と利用者は減ります。
無理やり転職させようとする転職エージェントもいたりするので、見極める指標になるでしょう。
提供するサービス
転職エージェントによっては、スケジュール調整や自己分析や企業研究のセミナーを受講できるサービスもあります。
初めての転職で、自己分析ができておらず、苦手なことや弱点も分からない状態でも転職エージェントを活用することで、補ってもらえて、転職がスムーズに進みます。
企業の情報などを調べてみても、どうみていいのか分からない場合も、あなたの条件にマッチする求人を探すノウハウも持っています。
また求人へ応募したときに、エージェントから推薦文を送ってくれたりと、あなたが応募した企業への後押しをしてくれるエージェントもあります。
自分がどういったサービスをしてほしいかも明確にしておきましょう。
キャリアアドバイザーとの相性
実際に求人を紹介してくれるのは、キャリアアドバイザーになります。
人が間に立つサービスである以上、担当のキャリアアドバイザーとの相性は重要です。
親身になって向き合ってくれるか、希望条件にあった求人を紹介してくれるか、性格的に自分にあっているかなど見極めることは大切です。
合わないキャリアアドバイザーとでは、転職活動もうまくいきません。
実際に面談してみないと分からないところではありますが、転職エージェントによってはキャリアアドバイザーをWebサイトで紹介しているところもあります。
転職成功者の実例:年収大幅アップの秘訣
私の転職相談支援から、複数のエージェントに登録し、実際に消防士から転職に成功した方の事例をご紹介します。
Dさん(29歳・消防歴6年)の転職成功事例
転職前:年収380万円(地方消防署)
転職後:年収550万円(建設会社の安全管理責任者)
年収170万円アップ達成!
成功のポイント
Bさんは、リクルートエージェントとdodaに同時登録し、それぞれの担当者から異なる視点でアドバイスを受けました。
最も重要だったのは、消防での「災害対応経験」を「リスクマネジメント能力」として企業に訴求したことです。
「火災現場での判断力」→「緊急時の冷静な対応力」
「チームでの連携」→「組織マネジメント能力」
「市民への説明」→「コミュニケーション能力」
このように、消防士の経験を企業が求める能力として言い換えることで、建設会社の安全管理責任者として高く評価され、大幅な年収アップを実現しました。
複数の転職エージェントを使う理由



Dさんが成功した最大の理由は、複数の転職エージェントを同時に使ったことです。
リクルートエージェントからは大手企業の求人を、dodaからは中小企業の優良求人を紹介され、結果的に条件の良い求人を選ぶことができました。
また、それぞれの担当者から違った視点でアドバイスを受けることで、自分の強みを多角的に理解できたのも大きかったと言っていました。
転職エージェントを上手に利用するコツ
あなたと相性の合うキャリアアドバイザーを見つけたら、とにかく使い尽くすつもりで活用しましょう。
分からないことだらけでも、遠慮する必要はありません。全て任せるのではなく、一緒に転職を成功させるパートナーとして、頼るようにしてください。
転職エージェントはビジネスです。そのため、利益に直結する、つまり、しっかり転職してくれる人からサポートを進めていきます。
下記の4つのポイントを押さえて、転職エージェントをしっかり活用していきましょう。
- 転職エージェントに希望する転職先の条件を正確に伝え、正直に自分のことを話す
- 転職希望時期を明確に伝える
- 面接対策や履歴書の添削などの支援は遠慮せずにしっかり受ける
- 紹介された求人を自分でも妥当か判断する
積極的にキャリアアドバイザーや担当者とコミュニケーションをとり、自分が抱えている不安や疑問について、相談をすることで適切なアドバイスを受けることができます。
相談で自分の転職先の条件を正確に伝えることで、転職エージェントは求人を探しやすくなります。
具体的に、伝えられる限り伝えておくことで、ミスマッチも防げ、スムーズに転職が進みます。
また、強みや弱みを正直に伝えることで、面接や履歴書の添削などでどう自分のことを伝えれば、内定を獲得できるかもアドバイスをもらうことができます。
ただし、全てをエージェントに任せることなく、自分でも調べることはもちろん必要です。
いくら正確に伝えても、伝わりきらないこともあるので、紹介されたから、何も考えずにここにしますでは、消防士を辞めても、同じような苦しみを味わうことにもなりかねません。
最終的に判断は自分であることは絶対忘れないようにしておきましょう。
よくある質問
Q. 転職エージェントは何社に登録すべき?
A. 2-3社がベストです。1社だけでは比較ができず、担当者との相性も分かりません。ただし、5社以上になると管理が大変になるので、まずは2-3社から始めましょう。
Q. 消防士の経験は本当に評価される?
A. はい、適切にアピールすれば高く評価されます。特に「責任感」「チームワーク」「危機管理能力」「体力・精神力」は多くの企業が求める能力です。ただし、消防士の専門用語をそのまま使うのではなく、企業が理解しやすい言葉に言い換えることが重要です。
Q. 転職活動はいつから始めるべき?
A. 退職の3-6ヶ月前がベストタイミングです。在職中の方が企業からの印象も良く、条件交渉もしやすくなります。また、収入が途切れる心配もありません。
Q. 転職エージェントとの面談で気をつけることは?
A. 正直に話すことが最も重要です。見栄を張って嘘をついても、後で困るのは自分です。転職理由、希望条件、不安に思っていることなど、全て率直に伝えましょう。そうすることで、最適な求人を紹介してもらえます。
今すぐ行動して理想の転職を実現しよう
転職エージェントへの登録・相談は完全無料です。
登録したからといって必ず転職しなければならないわけではありません。まずは情報収集の一環として、自分の市場価値を確認してみることから始めましょう。
おすすめの行動ステップ
- まずはリクルートエージェントとdodaに登録
- それぞれの担当者と面談をして相性を確認
- 紹介された求人を比較検討
- 気に入った求人があれば応募、なければ継続して情報収集
多くの消防士が「もっと早く転職エージェントに相談していれば」と後悔しています。
実際に相談もせず、焦って転職して、また辞めてしまった消防士もたくさんいます。
転職は思っているよりも時間がかかるものです。本格的に転職を考えていなくても、まずは情報収集から始めることをおすすめします。
最後に
初めての転職は、消防士でなくても、不安がいっぱいです。
ただ、公務員である消防士を辞めるとなると、もったいないと周りから言われて、普通以上に転職に後ろ向きになってしまいがちです。
勇気を出して、転職しようとしている人が、一人で不安に押しつぶされないために、そして、今よりいい職場で新しいスタートを切るためにも、転職エージェントの活用はあなたにとって確実にプラスになります。
転職エージェントを使ったからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。
情報収集の一環として、まずは気軽に相談してみることから始めてみてください。
あなたの消防士としての経験は、想像以上に価値があります。その価値を正しく評価してくれる企業は必ずあります。
今回の記事を参考に、あなたに適した転職エージェントに出会って、活用し、素晴らしい転職活動を行なってください。
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