消防士は本当に勝ち組?15年の経験から現実を語ります

こんなはずじゃなかったのに…

「消防士になれば勝ち組だと思っていたのに、なんでこんなにしんどいんだ?」

「周りからは休みが多いとか、給料がいいとか言われてるけど、なんか違う気がする…」

そんな風に悩んでいる消防士も少なくありません。

今回は、そんな不満や疑問を持つ現役消防士や、これから消防士を目指そうとしている人に向けて、リアルな現実をぶっちゃけていきます。

この記事で分かること

  • 消防士は勝ち組なのか?負け組なのか?
  • 消防士が勝ち組だと見なされる理由
  • 消防士として勝ち組になるための方法

この記事を読むことで消防士がどちら側にいるのかリアルに知ることができます。

結論

消防士は今や以前ほどの勝ち組とは言えません。

しかし、正しいアプローチを取ることで勝ち組なることは可能です。

では詳しく見ていきましょう。

目次

勝ち組ではなくなってきた4つの理由

消防士という職業は、かつては安定して高収入が得られる「勝ち組」の象徴でした。

しかし、社会の変化や職場環境の変化により、その評価が変わりつつあります。

ここでは、消防士が勝ち組でなくなってきた4つの理由について説明していきます。

  • 副業ができず収入を増やせない
  • 努力しても報われない現状
  • 増える事務処理と市民からのクレーム
  • 老後に対する不安

副業ができず収入を増やせない

消防士は手当も多く、中小企業と比べると安定して高いとされています。

しかし、「民間より高すぎる」という批判を受けることもあり、給料が下がることもあります。

一度下がった給料が再び上がるには時間がかかることが多く、実は収入面での安定が損なわれがちです。

また、副業が許可されていないため、給料以外で収入を増やすことが難しく、物価の上昇や生活費の増加に対応するのが困難です。

共働きであれば、困ることはないでしょうが、決して贅沢ができるような給料とは言えません。

努力が報われない現状

消防士はどんなに努力を重ねても、その成果が給料や評価に反映されにくい現実があります。

評価システムが年功序列に偏っており、特に若手の成果が認められないことが多いため、多くの消防士が努力の意味を見失いがちです。

さらに、努力することが時には周囲から「出しゃばり」と見なされ、逆に精神的な負担を感じることもあります。

これにより、モチベーションを維持することが難しく、次第に成長意欲を失ってしまう消防士も少なくありません。

増える事務処理と市民からのクレーム

消防士は本来の活動に集中するべきですが、事務作業の増加により訓練時間が削られています。

た、市民からのクレームも増えており、スーパーでの買い物中に通報されるなど、心ない対応を受けることもあります。

このような状況が続くと、消防士の精神的な負担が増し、職務に対する疲れを感じることが多くなります。

「人の命を守るために活動しているのに、なぜこれほどまでにクレームを受けなければならないのか」と感じる消防士も少なくありません。

市民の期待に応えたいという思いが強いからこそ、このような理不尽なクレームは大きな精神的負担となり、職務に対する疲労感を増幅させています。

どんどん市民からの要求は高くなっており、クレームを受けないように行動しないと上司から叱られることもストレスになっています。
時にはクレームを取り越して暴言を吐かれますが、耐える以外の選択肢はありません。

老後不安

  • 退職金の減額
  • 現場活動の高齢化
  • 管理職の高齢化

消防士の退職金は年々減少しています

高齢になっても過酷な現場に行き続けなければなりません。

特に救急は出動が年々増加しており、夜も寝ることができないような状況です。

管理職に昇進できる年齢が決まっており、それまでにかなりの年数がかかるため、出世を諦める人も多くいます。

その結果、現場も管理職も高齢化が進んでいます。

金銭的にも体力的にも不安が多いと言わざる得ない状況です。

消防士が直面する解決されない3つの課題

「なんでこんなに大変なんだ?」と感じたことはありませんか?

消防士として市民の安全を守る一方で、実は消防にはいくつもの解決されない課題があります。

これらの問題は、職場の雰囲気や市民との関係に大きな影響を与え、なかなか変わらない現実です。

課題深刻度影響範囲
閉鎖的な組織環境職場の風通しの悪さ、新しい取り組みの困難さ
減らないパワハラ精神的な負担、職場の雰囲気の悪化
働かない老害若手の意欲減退、仕事の効率低下

上記の要素は、消防士になってからも一向に変わる気配がありません。

「消防の常識は世間の非常識」こんな言葉を平気で吐く人間が今だにかなりいます。

仕事しない人のために、食事を作り、事務処理を行い、風呂をためる。

ここまでしているにも、関わらず、訓練では平気で度を超えた指導をしてきます。

現場は命がかかっているから、優しくだけではいけないのはあります。

だからといって、人権を無視するような暴言や、まして暴力が認められるわけがありません。

こればっかりは、何年たっても変わらない闇の部分とも言えます。

消防士にはまだ勝ち組の要素がある

これまでネガティブな面を伝えてきましたが、実は消防士にはまだまだ「勝ち組」としての要素も残っています。

  • 給料が安定している
  • ローンが組みやすい
  • 休みが多い
  • 仕事が楽

これらの要素をどう活かしていくかが、消防士としてのキャリアを「勝ち組」にするためのポイントです。

給料が安定している

給料は安定しており、その水準は維持されています。

よほどの不祥事を起こさない限り、解雇されて給料がゼロになる心配はほとんどありません。

退職金にあっても、必ず支給されるのでゼロで困り果てると言ったこともありません。

安定した収入は家族にとっても大きな安心材料となり、消防士としての「勝ち組」要素といえるでしょう。

ローンが組みやすい

消防士は安定した職業であるため、ローンの審査は比較的通りやすく、金利の優遇も受けられます。

20代でも家を建てるのには十分な額の住宅ローンを組むことができ、地方であれば多くの消防士がマイホームを手に入れることが可能です。

最近ではローンの組みやすさを武器に不動産投資をしている消防士も増えています。難易度が難しいとは言え、かなり優位な点と言えます。

休みが多い

24時間勤務のシフト制で忙しいときもありますが、それでも休みの多さは魅力です。

1か月に10〜11回の勤務で、約20日は休みが取れます。

平日に休みを取ることもでき、希望休も通りやすいため、旅行や家族との時間を計画しやすいのがメリットです。

休みを無駄に過ごすも、有意義に過ごすもあなた次第です。

仕事が楽

救急隊員はかなり過酷な勤務です。

しかし、警防隊員は違います。

出動があっても火災でなければ事後処理はその日に終わり、毎日出動があるわけでもありません。

また、年数が経つと訓練も少なくなり、消火技術に大きな変化がないため、仕事の負担が軽減されることもあります。

仕事が楽を通り越して、何もしない職員はたくさんいます。

消防士で勝ち組にしていくには?

賢く賢くメリットを活かしながら働くことが何より大切です。

消防士としていくら努力しても、得られるスキルが消防の世界だけで通用するものであれば限界があります。

数年後に転職を考えたとき、「スキルが足りない」と気付くこともあるでしょう。

そのため、消防の仕事をこなす一方で、他のスキルを磨くことが非常に重要です。

消防士しかしていないと民間とのギャップで苦しむことになります。

適度に働き給料をもらっていく

  • テキパキ仕事をこなす消防士
  • マイペースに仕事をする消防士
  • 全く働かずダラダラしている消防士

あなたがどう働いても給料は一緒です。

市民のために全力を尽くし、災害や救急の知識を深めることは素晴らしいことです。

しかし、それだけに集中しすぎると、他のスキルを身につける余裕がなくなります。

頑張るのは大切ですが、将来のためにエネルギーを分けておくことも必要です。

ただし、全く働かない勝ち組になるのはオススメしません。

周囲から目をつけられ、働きにくくなる可能性があります。

何もしていない人がたくさんいるから、適度に働くだけで仕事ができる人と思われます。
その方がストレスは少ないです。
そしてこっそり他のスキルアップに時間を使いましょう。

老害に目をつけられると、面倒ごとが増えるので適度に仕事をするが大切です。

スキルや資格を身につける

  • 消防の仕事以外にやりたいことはありますか?
  • 身につけてみたい資格やスキルはありますか?

やりたいことがあるなら、積極的に挑戦してみましょう。

もし、適正や向いてることが分からない場合はこういうのもあります。

\ 今すぐチェック /

消防士をしていれば、生活に困ることはありません。

休みも多くあります。

これは活かさずにいるわけにはいかないでしょう。

メリットを活かしながら、やりたいことをやるのが賢いやり方と言えるでしょう。

仕事もしつつ、資格やスキルを身につけていきましょう。

他にも趣味にしっかり時間を取ることも勝ち組の一つです。

例えば、仕事で鍛えた体を生かして、ボディビルの大会に出動したり、サーフィンを楽しんでる人もたくさんいます。

転職・独立のタイミングを考える

  • 消防士として市民のために一生を捧げるのか?
  • 民間企業で自分を正当に評価してもらうか?
  • 独立して新たなチャレンジしてみるか?

あなたがどの選択をしても自分が後悔しない道を選ぶことが大切です。

まだ若いならまだ民間で自分を試してみるのもいいでしょう。

消防士のメリットを活かしながら、新しいに何かを探すのもいいでしょう。

少なくとも何も考えずに過ごしている消防士よりあなたは勝ち組です。

私は自分を試してみたく、起業しました。この決断をして良かったと心から思っています。

\ 転職を考えたら /

まとめ

現実として、消防士という職業はかつてほどの「勝ち組」と言えない状況になってきています。

社会や職場の変化によって、以前と比べて厳しい面が増えたことは否めません。

しかし、消防士には依然として安定した収入や多くの休暇といった「勝ち組」と言える要素が残っています。

これらのメリットをどう活かしていくかは、自分次第です。

工夫次第で、消防士としてのキャリアをより良いものにすることが可能です。

重要なのは、自分がどう生きたいかを考えることです。

今の安定を大切にしながら余裕を持って生活する道もありますし、新たな挑戦を求めて自分の可能性を広げる選択もあります。

どちらを選ぶにせよ、将来を見据え、流されずに自分の目標に向かって行動することが大切です。

自分の人生をしっかりと見つめ、後悔のない道を歩んでください。

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