消防士に男性の育児ってどんな感じなのかな?
消防士は若い時に雑用という形で家事全般を身につけます。
これができると育児面でもかなり助けになることは間違いありません。
では、家事ではなく、育児面ではどうでしょうか?
育児でも日頃から安全管理を徹底しているため、子育てにおいて安心して任せれる面は多いといえます。
今回はそんな消防士の育児について詳しく説明していきます。
あなたが結婚したいと思ってる人は育児に対してどうであるのかこの記事を見て知ってみてください。
消防士パパの子育てにおけるメリット・デメリット
消防士の仕事は危険と隣り合わせのため、普段から安全管理は徹底しています。
また、日常生活においても、集団生活をずっとしているので、みんなが生活しやすいように片付け等はしっかり身についています。
よく聞く夫が片付けをしないなんてことは消防士であれば、ほとんどいないと言えます。
ただ、仕事が不規則で災害といういつ起こるか分からないことへの対応している分、できないこともあります。
メリット・デメリットを把握して、夫婦がともに子育てをできるようにしていってください。
メリット | デメリット |
---|---|
子供の安全管理が完璧 頼りになる 夜泣きの対応に強い 平日に休みがある 料理などの家事ができる | 丸一日ワンオペになる 災害時に家にいない 災害時に呼び出される 急には家に帰れない |
消防士パパの子育てにおけるメリット
ではまず、メリットから説明していきます。
子どもの安全管理が完璧
消防士は事故や災害現場について、どの仕事よりも詳しい仕事です。
どんなことで救急を呼ぶような怪我をするのかも知っています。
そのため、子どもがどんなことをしたら怪我をしてしまうのか知っているため、危ないところではしっかり手助けをして怪我をしないようにしてくれます。
抱っこ紐で落としそうになったり、チャイルドシートを軽んじるようなことは絶対にありません。
ママとパパの子供の安全管理にギャップはほぼなく、むしろママより慎重です。
ただ過保護ではなく、危険を知っているからこそ、「ここまでなら大丈夫」といった判断をしながら、子どもに無理のない挑戦させることができるのです。
家の中でパパと2人になることを心配するママは少なくありませんが、消防士にはその危険も心配ありません。
お風呂や窓などの危険な場所は把握していますし、普段から備品の管理も徹底していることから、ハサミや電池といったもし口に入れてしまったら危ないものを放置はもちろん手の届くところにおくようなこともないでしょう。
安心して預けられるので、ママが外出する時間を取ることも可能です。
頼りになる
安全管理が完璧とはいえ、防げない病気や怪我はあります。
しかし、そんな時でも消防士パパなら安心です。
救急車の呼び方はもちろん、病院が聞きたいことを把握しています。
たくさんの病気や怪我の人を助けてきているので、慌てることはありません。
あなたの不安な気持ちも察して安心してくれる言葉をかけてくれることでしょう。
母子手帳やお薬手帳が病院や救急で必要なことも把握しているので、どこにあるか分からないといったこともなく、子供を安心させることに集中することができます。
また、病気やケガだけではなく、子供のトラブルもうまく対応してくれます。
災害や病気で慌ててる人や気持ちが昂って声を荒げる人は多く、その人を対応しながらさらに現場活動を行なっていることもあり、冷静に話をすることができます。
もしもの時には、前に出て対応してくれるでしょう。
理不尽なクレームもよく受けているので、対応能力が高く、トラブルには強いといえます。
夜泣きへの対応に強い
24時間勤務の消防士は、仮眠の時でも指令がかかれば、飛び起きて災害や救急現場に向かいます。
そのため、夜突然起こされるといったことに、慣れています。
夜泣きは子育てにおいて最初に訪れるもっとも過酷な試練です。
変わってほしいのに起きないパパも少なくありません。
しかし、消防士パパなら夜突然起こされる辛さを誰よりも理解しています。
そして、仕事が休みの日も多いので、夜泣きを変わってくれることも多いでしょう。
妻に寝てもらうために、夜中のドライブにいったことが何度もありました。
料理などの家事ができる
消防士は24時間共同生活で、料理・洗濯・掃除をしなければなりません。
自治体によっては、料理をせずに弁当を注文するようなところもありますが、基本的には職場で作ることが多いです。
また、洗濯や掃除に細かい上司がたくさんいて、かなりしっかりやらないと指摘を受けることが多くあり、家事スキルはどんどん上がっていきます。
そのため、ママが家にいなくても、家のことができないといったことはありません。
また子供の世話をしていて、家事ができない時も、そつなくこなしてくれるでしょう。
家事の大変さは誰よりも分かっているので、あなたが子育てて忙しくてできていないことも、何も言わなくても分かってもらえます。
仮に、万が一ママが入院や何かしらの用事で家を開けることになっても問題なく過ごす能力があります。
1人目の子供だけでなく、2人目の子供が生まれるとなった時でも、安心して出産に向かうこともできます。
基本的に家事は全てできるので、妻が1人になる時間を作れます。
平日に休みがある
共働き夫婦にとって平日に休みがあることは大きなメリットです。
保育園・幼稚園・学童の支払いなど銀行や郵便局が対応していない場合があったり、制服の注文が平日にあったりと、ママが平日休みが取りにくい仕事の場合、かなり助かります。
平日だけでなく、休みの日が多いので子どもの急な発熱やトラブルなどにも対応できる日も多くあります。
また、多くのパパが夜に帰ってくる仕事が多く、残業ともなると帰宅すると子どもがもう寝てしまっているなんてこともあるでしょうが、消防士は休みの日は朝から休みなので、夜にいないといったことはありません。
食事が一緒に食べれない、一緒に寝れないといったことがないため、子供との時間をしっかり取ることができます。
一緒にいる時間を長く取れるので、子供に好かれているパパが多くいます。
消防士パパの子育てにおけるデメリット
メリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあるので知っておいてください。
丸一日ワンオペ育児になる
消防士に仕事は24時間勤務のため、1日はずっといてくれる分、1日は全く家にいません。
そのため、丸一日は完全なワンオペ育児になってしまいます。
子供の夜泣きや機嫌はパパがいないからといって、いいとはなりません。
そんな時でも、1人でしなければいけないことはかなり大変に感じてしまうでしょう。
また、勤務の日の夜に火災があったりした場合や交代間際に出動があった場合は、昼まで帰って来ないこともあり、寂しい思いをしてしまいます。
仕事の日に1人で見る分、帰ってきてすぐに育児交代とする女性は多くいます。消防士の夫婦喧嘩で多い理由なので覚えておいてください。
仕事が大変で寝れていない時もあるので、いきなり「はい交代」ではなく共に思いやりを忘れないようにしましょう。
災害時に家にいない
地震や台風といった災害があった場合、自分の家も災害にあう可能性があっても、市民のために仕事にいかなければなりません。
消防士で頼りになるはずなのに、ママひとりで子どもを守らなければいけません。
ひとたび、職場に出て行かれると、現場活動に行っているので連絡もほぼつかないので、あなたが不安で連絡を取りたくてもとることも難しいです。
何かあった時に子どもは私が守るという心構えは持っておいてください。
普段から災害について聞いて安心できる環境を整えておきましょう。
急に災害で呼び出されることがある
消防士は自分の管轄で火災等の災害があり、活動が長時間になる場合、交代要員を消防署に呼ぶ必要があります。
そのため、日中だろうが夜中だろうが、急に仕事に来てくれと言われることがあります。
また大雨などで警報が出た場合は人員を増やして待機しておく必要があるため、警報が出た場合も呼び出されたりもします。
子供の行事に対しては、最近は仕事より家庭優先となってはいますが、若い職員は今でも難しいので、夫がまだ若手職員であれば、覚悟しておく必要があります。
近年は大雨での警報が増えているので、夏場は特に呼び出されることが増えています。
今日は夫がいるから、2人で育児や家事ができると思っていたところに急にいなくなるのは、子育てしているとかなりストレスを感じることがあります。
そんなに頻繁にあることではないので、おおらかな気持ちで見送ってあげてください。
急には家に帰れない
子育てをしていると、保育園や学校で急なトラブルによって、仕事をしていても早退しないといけない場面も多々あります。
それが休みの日なら、問題なく対応できますが、仕事だと逆に全く対応することができません。
消防はその日の人員の数が決まっており、なにかあれば代わりの人を呼び出す必要があり、すぐに人が見つかるとは限らないし、よほどのことでない限り、早退するのはなかなか難しいのが現状です。
また、現場に出ていれば、電話にすら出ることもできません。
ケガや病気は前もってこの日なんてことは分からないので、仕事の日はママにどうしても負担がかかってしまいます。
夫が仕事の日は自分が対応せざる得ない状況になることは知っておいてください。
実家が近くにあるなら、もしもの時の対応は話し合っておいた方がいいでしょう。
休みは多い仕事なので、休みの日は任せられるようにして、その分、仕事の日は自分が対応するという気持ちは持っておいた方がいいでしょう。
消防士パパで注意したい3つのこと
仕事と家庭を分けて考えている人は問題ありませんが、どうしても仕事のクセが出てしまう人がいます。
人よっては子育てにおいても出てしまう場合があるので注意しておくことを知っておいてください。
もし子育てしている時に出てしまってると思ったら、早めに話をするようにしてください。
- 口調がキツくないか
- 急がせることが多くないか
- 完璧を求めていないか
子供に対して口調がキツくないか?
災害等の現場活動では、優しく指示という場面は少なく、安全に行動させるために命令という形をとります。
そのため、人によっては普段から口調がキツくなりがちです。
現場活動は切迫しており、それが必要だと分かっているため、そこまでキツいと感じません。
しかし、日常で同様の言葉を使うのはかなりキツく感じます。
子供のしつけ等を厳しくしたいパパだと、職場で使ってる言葉が出がちです。
しっかり面倒を見て、教えるべきことを教えるのはとても大切ですが、子供に対してキツい口調になっていないかは十分気をつけておいてください。
消防の世界では当たり前すぎて、言われてもピンとこない人すらいるので、要注意です。
急がせることが多くないか?
消防士は現場活動において迅速さを求められます。命がかかっている現場でのんびりってことはありません。
また、災害に備えて、食事や風呂などを早く済ますように指導されます。
さらに、何かあった時を想定して、早め早めの行動を若いうちに徹底して指導されます。
そのため、家でもご飯を食べるスピードが早かったり、お風呂が早かったりする人が多くいます。
自分だけが行動を早くするのは、それほど問題ないかもしれないですが、あなたや子供にまで急がせるようなことが多いようなら注意しておきましょう。
人によっては早くされるとせかされてるように感じるようなこともあります。今は仕事じゃないんだからゆっくりしてねと声をかけてあげてみてください。
完璧を求めていないか?
消防士の仕事では、命に関わることが多くあり、様々な面で完璧にこなすことを求められます。
また、それに向けて、訓練をしていきます。
そのため、育児においても完璧を求めがちです。
実際、完璧どころか思ってもいないことが多々あるのが育児です。
ただでさえ、ママはストレスを抱えることが多い中、育児においての完璧さはマイナス要素でしかありません。
几帳面さは、育児において子供のケガを防ぐ上では大切ですが、しつけや家事に対して、完璧さを求めるようなら話し合いをする機会を早めにしましょう。
自分では気づいていない場合がほどんどなので、意外にすんなり受け入れてくれるはずです。
消防士パパの家事事情
先述しているように、消防士は基本的に家事が全てできます。
しかも、かなりしっかりできます。
なので、任せられることは任せてしまえば構いません。
ただし、注意点がいくつかあるので、夫婦円満でなおかつ家事も積極的にやってもらいたい人は知っておいてください。
- 勤務明けを休みと思わない
- 火災や救急で寝れていない場合がある
- 休みが多いんだからと言わない
消防士が理解されにくく、夫婦関係が悪くなる、ケンカになる大きな理由の3つでもあります。
育休中とは違うといえば違いますが、寝れていない時に、帰ってきた旦那から「今日何してたの?」と言われるとイライラするでしょう。
消防士もちょっと違うものの、全く寝れていなくて、帰って寝てしまって何もできなかったなんてことも多々あります。
特に救急はどんどん激務になっていて、若い人でもかなりの負担を体に感じています。
それでも、頑張ってくれる人もたくさんいます。
ただ、その結末はうつ病を発症したり、ストレスが爆発して一気に家庭崩壊なんてことも少なくありません。
育児をしている時は、あなたも大変、私も大変、だからこそ理解しあって協力が夫婦円満のポイントです。
2人のことだからやるのが当たり前で、こんなこと注意するなんてと思う人もいるかもしれません。ただ、これは仕事を理解してくれてるってことを伝えるということで、どちらが大変とかと言ったことではありません。
あなたが自分の大変さを理解してもらいたいように、相手もそうだと思ってください。
ただ、これが自分ばっかりしんどいんだ、だから家事なんてしないなんて場合はしっかり話をするようにしましょう。
あいてのことも大切ですが、あなた自身ももちろん大切です。
消防士パパを子供と仲良くさせる方法
子供にはパパと仲良くしてもらいたいと思うママは多いでしょう。
しかし、消防士のデメリットや育児に慣れず、疲れ切ってそう思えない人もいます。
ただ、ここで子供に対して、パパの不満を口にしてしまうと子供はパパに心を閉ざしてしまいますし、夫婦関係もどんどん悪化してしまいます。
消防士パパの多くは、子供と仲良くしています。
これは、一緒にいる時間を大切にしているというのもありますが、一緒にいない時にママがパパは子供のために頑張ってくれていることを伝えてくれていることも大きな理由である場合が多いです。
- 仕事でいない日もパパの話をする
- 休みの日に遊ぶ時間を作る
- 子供と一緒に趣味を楽しむ
上記のことは大前提として夫婦が仲良くしていることが大切です。
じゃないとあなたも心から夫のことを子供に伝えることができないし、なにより子供は敏感なのでなんとなく勘づいています。
仕事でいない日もパパの話をする
消防士は丸一日仕事でいません。
そのため、育児をしていると分かっていても【なんでいないんだよ】と大変で疲れるでしょう。
しかし、ここで不満を抱えて、子供にパパの文句を言ってしまうと子供はパパと仲良くなりません。
休みの日にパパが全く育児をしていないようでは文句が出てしまうのは仕方ないですが、やってくれてる時はしっかり仲良くしてることやパパの仕事の話などをしてあげてください。
いないことは悪いことではなく、家族のため、困った人を助けるために働いてることを伝えている家庭では子供はパパと圧倒的に仲良くなります。
そして、休みの日は遊んで遊んでとなり、好循環をしていきます。
パパの方も休みの日のママに感謝の気持ちを持つという普段の関係性も大切ですが、意識することによってかなり変わることです。
逆に家庭が崩壊している家庭は不満が溜まって、子供もそれを感じうまくいってないケースがほとんどです。
休みの日に遊ぶ時間を作る
仕事の日にもパパの話をしていれば、休みの日はパパと遊びたいと自然と思ってくれるようになってきます。
授乳期は難しいですが、ある程度の年齢になってきた場合は、子供と2人で遊びにいってもらうのも、仲良くなるのに非常に有効です。
また、その時間はママは1人の時間を作れるので、一石二鳥とも言えますし、今まで全部ママ任せのパパにとっては、ママの苦労も理解してもらえることになるでしょう。
ただし、子供と自分だけで出かけたことがない場合は、初めはある程度の準備はしておいてください。
ここで油断して、全部を任せると、平気でもう2人では出かけないという人もいます。
口に出しはしないものの、行く回数が減るといったこともあるので、数回は今後を見据えて用意してあげてください。
子供と一緒に趣味を楽しむ
大きくなってきたら、子供と趣味を一緒に楽しむような時間を作れるようにしていきましょう。
消防士の多くは多趣味で、結婚する前は趣味に没頭していた人も少なくありません。
子供とすでに仲がいいなら、趣味を一緒に楽しむことでより親密になっていきます。
そこまででなくても、一緒に趣味をやってくれるなら、関係性は今より良くなることは間違いありません。
趣味を後輩に話して、一緒にするようなことも多いので、教えるのも上手な場合も多く、一緒にすれば、パパを見直すようなことも多いでしょう。
また運動系の趣味だとしても、ケガをさせる可能性は他の職業に比べて、かなり少ないので、ママが一緒にいないとしても心配するようなこともありません。
まとめ
消防士はパパとしてもかなり有能です。
しかし、ひとたび災害が起こると家族より仕事を優先しないといけないことになってしまいます。
ただ、それは消防士としての使命なのです。
その時は不安でしょうが、子どもに誇れるパパでもあるはずなので、もしもの時には強い意志をもって子ども達を守る覚悟をもっていてください。
とは言え、大きな災害が毎日毎日起こるわけではありません。
子煩悩で家事もこなせる消防士パパに頼りながら楽しい育児を行なってください。
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