消防士を辞めたい!
けど、公務員を辞めるなんて子供もまだ小さいのに家族を説得できるかな?
仕事を辞めるとなると、家族に伝える必要があります。
仕事を辞めるだけでも、反対されることが多いのに、まして公務員である消防士を辞めるとなるとより反対される可能性は高くなるでしょう。
しかも、子どもがいるとなるとなおさら難しく、心が折れてしまう人もいるかもしれません。
味方である家族からの反対はかなりきついでしょう。
しかし、家族の反対に折れてしまうと、嫌な会社で働くことから逃れられません。やりたいことが見つかっても諦めるしかなくなってします。
今回の記事は、そんな家族を説得したい人が家族に納得してもらい退職する方法を伝えていきます。
家族が反対する理由
家族が消防士を辞めるのを反対するのは下記の理由です。
- 収入が減るかもしれない
- 転勤する可能性が出てくる
- 仕事の時間が大きく変わる
- 退職が悪いことだと思っている
- 続けることに意味があると思っている
理由①:収入が減るかもしれない
都会であれば、公務員より給料が高い仕事は多いかもしれませんが、地方の消防士の給料は民間に比べて、少し高いところが多いです。
副業ができないため、実際はどうかは分からないですが、安定していることには間違いなく、退職すると一時的にゼロになってしまいます。
特に子どもの習い事や学校の状況によってはかなり反対されることになります。
理由②:転勤する可能性が出てくる
消防士は県外に転勤になるようなことはまずありません。
仕事を辞めて転職することとなると、家族としては転勤が心配になります。
持ち家だったり、パートナーも仕事をしてる場合は、単身赴任の可能性もあります。
一緒について行くにしても、人間関係や生活が大きく変わることを不安に思い反対されることになってしまいます。
理由③:仕事の時間が大きく変わる
消防士の勤務は民間の仕事とは勤務時間が大きく違います。
しかし、家族にとってはその勤務にすでに慣れています。
退職するとなると、次の勤務体制に慣れるまでに不安になることもあるでしょう。
今まで、子どもの習い事に行っていたり、休みの日を合わせていたのが合わせれなくなってしまうようなこともおきてしまうのを不安に思われます。
まだ、夫婦だけならそれほど問題になることではありませんが、子どもがいる場合は、反対の理由にもなりえます。
理由④:退職が悪いことだと思っている
消防士に限らず、昔の考えが強い家族がいる場合は、退職そのものをよくないと考える人もいます。
辞めると伝えると、「逃げてばかりいると、どんどんいいところに就職できなくなる」なんてアドバイスしてくる人は今だにかなりの人がいます。
退職は逃げではなく、新しい一歩です。
国としても転職を進めようとし始めてるにも関わらず、辞めたいと思ってるのに働き続けるほうがマイナスです。
しかし、そんな風には思ってもらえない人が多く、反対されているのが実情です。
理由⑤:続けることに意味があると思っている
辞めるということは、諦めることで、続けることで、成功するんだと反対されることもあります。
三年は働いて辞めろなんてのもまさに続けることが大事だと思ってる人のアドバイスです。
実際、消防は年功序列で、働き続けていれば、どんどん楽にもなるし、少しづつではありますが、給料は上がっていきます。
しかし、昔に比べ、給料の上がり幅はどんどん小さくなっています。
同じ仕事を続けることは、立派なことではありますが、それ以上に大切なこともたくさんあります。
ただ、それは自分以外では伝わりにくい面でもあるので、反対される理由になってしまいます。
なぜ家族に相談するか意味を明確にしておく
辞めるのだから家族に相談するのは当たり前と思われるかもしれませんが、今一度家族を説得するためには明確にしておくことが大事です。
あまりに反対されて、じゃあ続けてやると投げやりになってしまうとその後、自分の中のもやもやが晴れることはありません。
だからと言って、家族の理解を得られないまま、退職しても、家族との関係性が悪くなってしまいます。
相談しているのは、【家族が大事だからこそしている】これは自分の中で絶対に明確にしておきましょう。
家族にもそれぞれの人生があり、あなたの今後によっては、今の生活がガラッと変わってしまうこともあります。
特に消防士の勤務は特殊で他の業種となれば、家族との時間は今とは全く変わってしまいますし、転勤のない消防士から転勤がある仕事で、今いる場所を離れてしまう場合もあるでしょう。
家族には家族の生活があり、その生活をあなたの自己都合だけで振り回すのは、家族であっても、決していいことではありません。
だからこそ、相談する上で、家族のことを大事に考えてる。でも自分は退職したいということを改めて明確にした上で説得をするようにしましょう。
消防士を辞めることを反対する家族への対処方法
仕事を辞めたいのに家族から反対される場合は、以下のことを意識しましょう。
- 話し合いを避けない
- 仕事を辞めたい理由をはっきり伝える
- 今後の進路を説明し、計画的な退職であると伝える
- 貯金の有無を説明する
- できる限りに早く、複数回話し合いをする。
対処法①:話し合いを避けない
おそらく反対される…と思って話し合いを避けていたら、退職は絶対にできません。
もし、話し合いを避けて、退職してはその後家族関係まで悪くなってしまいかねません。
退職は自分だけの問題ではありません。
家族は応援してくれる存在、そして守るべき存在であることを忘れないでください。
しかし、この先どうなるだろうという不安が大きく、払拭できないと反対するのも当然です。
そのため、話し合いは絶対避けてはいけません。
家族への思いをしっかり言葉として伝える努力を必ずしましょう。
対処法②:仕事を辞めたい理由をはっきり伝える。
退職に反対する家族を説得するには、理由を明確に伝えることが大切です。
普段から、なんとなく伝えていたとしても、いざ退職となると「どうして?」となります。
反対されている場合に、【なんとなく辞めたい】なんて納得してもらえるわけがありません。
仕事を辞めるか辞めないか以前に、家族関係にヒビが入ってしまいかねません。
何が嫌で、どうしていきたいから仕事を辞めたいのか伝えてあげましょう。
辞めたい理由はさまざまですが、丁寧に相手を思って説明すると納得してもらえます。
年代別に退職理由とその後が聞きたい人は下記の記事を参考にしてください。
理由を言ってもなかなか納得してくれない場合もあります。
改善しようと努力したことも伝えましょう。
現場を変えようとしている努力も話さなければ伝わりません。
辞めることだけでなく、仕事についてもこの機会に話すことも大事です。
対処法③:計画的な退職で、今後の進路を説明する。
家族としては、仕事を辞めて、収入がなくなることはかなり心配なことです。
子どもがいれば、なおさら不安で退職を反対するのも当然のことです。
退職後を家族が想像できないと、反対を覆すことは難しいので、何がしたいのか説明しましょう。
【前向きに新しい仕事に挑戦する】と明確に伝えると話は通りやすくなります。
話が通りそうにない時でも、諦めることなく、家族を守る気持ち、挑戦する気持ちを強く伝えましょう。
熱意があれば、家族にはきっと伝わります。
熱意とともに、収入についても計画していることを伝えていきましょう。
やりたい仕事でどのぐらいの収入になるのか説明できるとかなり説得しやすくなります。
今より給料が下がったり、起業やフリーランスは説得するのはかなり難しいです。
どれだけ熱意を伝えられるかもかなり重要です。
自分が不安に思っていたら、家族はもっと不安に感じるので断固たる決意があることを伝えらるようにしていきましょう。
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対処法④:貯金の有無を説明する。
家族がお金の問題で退職を反対している場合、貯金の有無の確認も大切です。
普段、家計の管理をしていない場合や、普段からお金に無頓着だったり、無駄遣いが多い人は説得はかなり難しくなります。
仕事を辞めると収入源がなくなるので、貯金またはパートナーの収入のみで生活していくことになります。
完全に転職が決まって、退職でなければ、すぐに収入が入ってきません。
退職後、転職活動ともなれば、すぐに働くことはできません。
思いのほか転職に苦戦して数ヶ月経過することもあります。
無収入が何ヶ月も続くとなると家族の反対はまず説得できません。
逆に、無収入になっても生活できるお金があれば心配されません。
自分が家計を管理している場合
もともと貯金をしておくことがまず大切です。
もし、貯金がないにしても、退職を考え始めたときから、節約し、少しでも貯金できるように努力しましょう。
ある程度のお金がないと、家族は納得してくれません。
まして、浪費しているようでは、反対を覆すことは不可能です。
お金を管理していることが家族を不安にさせない熱意の表れにもなるので、辞めようと考えていない時でも貯金をしておくようにしておきましょう。
具体的には、無収入でも半年が生活できる資金が目安です。最低でも3ヶ月はないと説得は難しいと考えておきましょう。無駄な出費を極力抑え、説得できる資金を用意しましょう。
パートナーが家計を管理している場合
まずは家族に自分は絶対浪費しないことを宣言しましょう。
もし、貯金が全くないと言われてしまったら、まずどうしてないのかを聞き、自分が削れる分を全力で削るから貯金して欲しいことを伝えましょう。
家族にも退職の熱意を伝え、我慢してもらうところはしてもらうように説得も必要です。
退職するあなたが節約できないようでは家族は絶対に説得できません。
日々の生活を必ず見返して、辞めるべきところは率先して辞めて、とにかくお金を貯めましょう。
ただし、子どもの習い事を辞めさせるようなことをしてしまうと不安はより強くなるので、熱意とともに家族の説得も継続していきましょう。
先ほども伝えたように、半年、最低でも3ヶ月の生活費が貯金できるように全力を尽くしましょう。
共働きの場合
共働きの場合、貯蓄がなくても、パートナーの収入次第では、生活することも可能です。
ただし、自分が辞めたくて、相手に頼り切る形は反対されやすくなります。
生活はできても、自分がしっかり節約した生活をしていくこと、最初は大変だけど、家族を大切にするために頑張る姿勢を見せることは必ずしましょう。
貯金があるないも大切ですが、共働きの場合、どうしても相手が不満や負担を感じることになるので、貯金の説明とともに相手を思いやる気持ちも伝えるようにしてください。
お金に関することは全て伝えられるように!
- 退職金の金額
- 失業手当
- 自分にかかっている費用
- 仕事を辞めたらかからなくなる費用
数字で具体的に説明できると、説得できる可能性は高くなります。
お金のことを何も考えていないと、無責任に仕事を辞めると思われ、反対される可能性が非常に高くなります。
家族が困らない、困らすことになってもそれだけ真剣なんだと伝えるためには、貯金の有無、今後貯金がどれぐらいのペースで減ってしまうのか、貯金がないなら、どう節約するのか、家族を少しでも安心させられるようにしてください。
対処法⑤:できる限り早くに複数回、退職についての話し合いをする
反対する家族を一度で説得するのはかなり難しいことです。
特に昔気質の人を説得するには時間がかかります。
もし、反対されても、諦めずに時間をかけて、何度も説得しましょう。
何度も話をすることで、ほんとに真剣に考えていっているんだと思ってもらえるようになってきます。
また、決めたらなるべく早めに伝えるのも非常に大事です。
反対より、【なぜ相談してくれなかったの】とその説明で時間を取られる上に、家族なのに話してくれなかったとショックを受ける人もいて、話が先に進まないなんてこともあります。
家族によっては小出しに話をしておくことも大事です。
心の準備が全くできていないのと、もしかしたらこの人色々考えてるのかもと思ってくれてるかで全然説得も変わっていきます。
【理由別】消防士を辞めることを反対する家族への説得例
対処法の次は説得するときの具体例を5つのパターンで説明します。
- 仕事は続けるべきだと反対された場合
- お金がないからと反対された場合
- 子どもが小さいのにと反対された場合
- 転職で給料が下がる場合
- 起業・フリーランスになる場合
仕事は続けるべきだと反対された場合
仕事を続けて欲しいと反対された場合は以下のように話してみましょう。
仕事の人間関係が悪くて、やりがいも見つからないから仕事を辞めようと思う。
人間関係改善のために、コミュニケーションをとってみたり、新しいことを試せるように話もしてみたけど、どれもうまくいかないかった。
公務員だから辞めて欲しくないのは分かるけど、今のままでは成長もできない。
次の仕事では、経験をいかして、よい人間関係を築けるように必ずしていく。
仕事を辞めたい理由はさまざまではありますが、続けた方がいいという家族はあなたを心配して反対していることがほとんどです。
少しでも前向きに内容を伝えることが説得するポイントになります。
お金がないからと反対された場合
お金が問題で家族から反対された場合は以下のように話してみましょう。
仕事の人間関係が悪くて、やりがいも見つからないから仕事を辞めようと思う。
退職するにあたって、当面の生活はできるように貯金は3ヶ月分は貯めている。
転職エージェントにも登録して、行く先もいくつか目星はついてるから、3ヶ月以内には転職できると思っている。
なるべく節約して、3ヶ月も家族が困らないようにしていく。
お金がないと言った反対では
- 貯金がいくらあってどのぐらいの期間大丈夫か
- 転職がどれぐらいでできるのか
- 子どもの習い事を辞めさせないといけないような事態にならないか
といったことが大事なポイントになります。
共働きでであれば、貯金額については、少し余裕があるかもしれませんが、頼ると説得はしにくくなるので、自分でなんとかするという気持ちを伝えることも大切です。
子どもが小さいのにと反対された場合
子どものことで反対された場合は以下のように話してみましょう。
仕事の人間関係が悪くて、やりがいも見つからないから仕事を辞めようと思う。
子どもにかかるお金は3ヶ月の生活を貯金しているから、問題ないし、今のところ転校したりすることはない。
もし、今後今住んでいる場所を離れることになった時は、しっかり説明したいと思う。
小さいうちだからこそ、しっかりやりがいを持って働いてる姿を子どもに見せたい。
子どもがいる場合の説得は、自分自身も不安を抱えている場合も多くあるでしょう。
そのため、子どもの生活がどうなると伝えられるだけ伝えていきましょう。
また、子どもに親としてどんな姿を見せたいかと熱意を持って伝えることも説得する上では重要です。
消防士には転勤がないため、住んでいる場所が変わることも心配の種になります。
完全に予測するのは難しいことですが、希望は今のところにいれるようにしていこうと思ってることは必ず伝えましょう。
転職で給料が下がる場合
消防士の給料は地方であれば、その地域では給料が高い場合が多く、転職するとやりたい仕事であっても給料が下がってしまうことが多くあります。
転職することで給料が下がってしまう時は、以下のように話をしましょう。
以前から興味があった〇〇に消防士を辞めて挑戦したいと思っている。
給料は今と比べると◯万円ぐらい下がりそう。
迷惑をかけることになるけど、挑戦したいから応援してもらいたい。
下がった給料の分は、家計を見直して、負担がない部分で節約してやりくりしていく。
安定した消防士の給料で、生活していたのにも関わらず、辞めて転職して給料が下がるとなると説得するのは難しいです。
生活水準が下がることで、家族の今までの生活が苦しくなるのは心配に思われるのは当然です。
説得するには、この仕事がどうしてもやりたいんだという強い決意を、熱意で訴えることが大切です。
本気度を少しづつ伝えるとともに、下がった給料の分、自分の趣味や娯楽を辞めることでさらに本気であると伝えてください。
自分は何も犠牲にせずに、本気は伝わりません。
本気度が伝われば、納得して応援もしてくれるになるでしょう。
また、消防士ではできませんでしたが、民間への転職であれば、副業も可能になります。
熱意だけでは、不安に思われて、説得が困難な場合は、副業で不足分も稼ぐことも視野に入れておきましょう。
起業・フリーランスになる場合
辞めて、自分を試したいと起業やフリーランスを目指している人もいるでしょう。
起業やフリーランスになると決意した場合は家族に以下のように話しましょう。
仕事を辞めて、フリーランスになろうと考えている。
心配もあると思うし、一年で結果を出す。
1年以内に稼げるようにならなければ、諦めて会社で働く。
フリーランスになるにあたって、まずは〇〇から始めていこうと思う。
安定した公務員から、不安定なフリーランスや起業はとてつもなく反対されるでしょう。
具体的な目標や数字、成功例を伝えることは最低限必要です。
消防士には他の仕事で活かせるスキルはほとんど身に付いていません。
説得ができるかどうかは辞める時の話だけではなく、意欲的に学んでる姿を辞める前から見せておくことがもかなり重要です。
あなたなんかが起業できるわけがないと思われると説得は難しいので、休みの日を大切に過ごしておく必要があります。
また、収入面の不安はかなり大きいため、熱意やそれまでの行動とともに貯金についても必ず伝えておきましょう。
最後に
家族が退職に反対する理由はお金が大きな原因にはなりやすいですが、そもそも退職自体をよく思っていない場合も多くあります。
子どもがいれば、生活が大きく変わってしまうことに不安を感じるのは当然です。
退職の理由・退職後の進路・貯金の有無を丁寧に説明し、なおかつ家族のこともしっかり考えていることを誠意を持って伝えてください。
退職は家族にどうしても負担はかかってしまいます。
しかし、辞めたいと思ったまま、やり続ける仕事ほど辛いものもありません。
人によっては心労が溜まり、体を壊して余計に家族を心配させることにもなるでしょう。
家族に説明することは、自分の退職への思いを言語化して、頭をスッキリさせると言う意味でも大切です。
具体的なプランを自分の中で整理し、家族を説得し、新しいスタートをきりましょう。
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