消防士の彼氏と結婚予定なんだけど、どんな結婚生活になるのかしら?
消防士は女性から人気のある職業の1つです。
ただ、一般的な仕事と比べて、勤務が特殊で理解していないと苦労する面もあり、結婚を後悔してしまうようなこともあるかもしれません。
今回は消防士との結婚の真実ついて元消防士が説明していきます。
私自身、結婚を2回しており、消防士という特殊さを理解してもらえるかもらえないかを知っておくことの大切さを痛感しています。
この記事を読んで分かること
- 消防士との結婚のメリット・デメリット
- 結婚したいと思うタイミング
- 消防士との結婚生活
- 消防士との出会い
ネットに溢れている情報が嘘とは言いませんが、消防士ではない人がイメージで伝えているものが多く、消防士としてはそれはどうなのってことが多くあります。
消防士との結婚の真実を知って、結婚を幸せなものにしてください。
消防士と結婚するメリット・デメリット
消防士との結婚のメリット・デメリットは上記のようになります。
付き合った時のメリット・デメリットは下記の記事を参考にしてください。
消防士との結婚5つのメリット
家事ができる
24時間勤務で、他の消防士と共同生活をする上で、食事・洗濯・掃除・洗い物すべてを若手がやらされます。
とてつもなく細かい上司の元、雑用をこなしてきているので、丁寧でもあります。
共同生活に慣れているので、一緒に暮らすことになっても、他人との生活で大切なことも把握している人が多く、ストレスを感じにくいでしょう。
結婚して、不満になりがちな【家事をしない旦那】は消防士にはかなり少ないです。
ただし、結婚してしなくなる古いタイプの消防士もいないことはないので、結婚前に価値観を確認は必須です。
できるのにしてくれないは、できない以上にストレスのもとになるので、しっかり把握しましょう。
収入が安定している
消防士との結婚が安定していると言われるのは、この収入の安定が大きな理由です。
公務員であるため、よほどのことがない限り、クビになることはなく、不景気だといっても突然給料がなくなるといったことは絶対にありません。
時代が進化していっても、消防という職業がなくなるといったことはまずありえませんので、定年まで働くことが確実にでき、退職金や年金はしっかりもらえます。
ただし、地方公務員のため、住んでいる地域によって平均年収に違いがあるので注意は必要です。
実際、共働きしている消防士の夫婦は多く、専業主婦になっても裕福に暮らせるとは思わない方がいいでしょう。
休みが多い
下記の生活リズムで詳しく説明しますが、消防士は休みが多くあります。
そのため、平日に何か手続きに行かなければいけない時は、行ってもらうことが可能です。
結婚当初はそれほどメリットと感じないかもしれませんが、子どもができてからは、大きなメリットになります。
出産して体が動かない時に、手続きに行ってもらえたり、子どもの関係で平日行うことはほとんどやってもらえます。
育児休暇も取りやすくなってきているので、一緒に育児をすることもできます。
両親が安心
市民のために働いている消防士は、両親のイメージがよく安心です。
結婚を反対されるなんてことはまずないでしょう。
結婚してからも、収入の安定や社会的信用は子を送り出す両親の立場からすると安心できます。
また厳しい縦社会のおかげで礼儀正しく、いい関係性を築いてくれるといえます。
引っ越しの心配がない
転勤で会社を辞めるという人は非常に多い中、消防士は市町村単位での組織なので、転勤といったものが全くありません。
そのため、単身赴任を考えたり、新しいところについていって、仕事を辞めることになったり、周りに友達知り合いがいなくて辛い思いをするといったことはありません。
子供ができても、転勤によって引っ越しする心配はないため、転校しないといけないといったこともありません。
人生プランが非常に立てやすいメリットです。
消防士との結婚4つのデメリット
誘惑が多い
消防士はモテます。
まだまだ遊びたいと思ってる人は遊ぼうと思えば遊べる環境です。
実際、結婚しても合コンにいってる人もいます。
休みが多いこともあり、ギャンブルの誘惑もあります。
丸一日帰ってこない
一度仕事に行ってしまうと、勤務が終わる次の日まで帰ってくることはありません。
1人の時間も欲しいという人にとっては、逆にメリットに感じる人もいるかもしれませんが、一緒にたくさんいたいと思う人は寂しく感じるでしょう。
子供が生まれてからは、丸一日は1人で見ないといけないため、大変な思いをすることにもなります。
急な予定に対応できない
休みは多いですが、丸一日帰ってこないため、急な予定への対応は非常に難しいです。
特に子どもが小さいうちは体調を壊してしまうことも多くあり、保育園から迎えにくるように言われた場合に休みの日でなければ対応することはできません。
休みが多いので、あらかじめ決まっていることには行ってもらえる分、突然のことには対応しにくく、負担を感じることがあるでしょう。
副業ができない
公務員は原則、副業をすることができません。
付き合っている時は、なんのデメリットにもなりませんが、結婚し、予想外の出費であったり、子どもの教育にもっとお金をかけたいといった場合に、他に収入を増やす手立てが何もありません。
安定はしている分、将来に備えてもっと増やしたい、スキルを磨きながらお金を稼ぎたいといったことは不可能です。
収入は安定しているが、未来に対して余裕を持つことができないのです。
消防士が結婚をしたいと思うタイミング
消防士の結婚は他の職業に比べて、やや早めです。
そこには結婚したいと思うタイミングが若いうちに来るからです。
その3つのタイミングとは
- 消防学校を卒業した時
- 若手の時
- 昇任や配置換えをした時
消防学校を卒業した時(経済面の安定を感じる)
消防士は地方公務員で給料が安定しており、異動も自治体内でしかなく、将来への不安を感じにくい職業です。
消防士の彼女として、学生時代から付き合ってる人も多くいます。
結婚の大きなネックに金銭面があります。
消防学校を卒業したタイミングで、もう消防士としてやっていける。金銭面で彼女を困らせることはない。
「よし。今の彼女と結婚しよう。」となる人はたくさんいます。
また卒業してすぐ出なくても、数年消防士としてやっていくと、金銭面で困ることはないと感じ、結婚となる人も多くいます。
消防学校を卒業した時、消防士になった時は結婚したいと考えるタイミングの一つなので、その時付き合ってる人も同じように感じていると結婚しやすい傾向があると言えます。
私は2度結婚していますが、1度目の結婚はまさに消防学校を卒業した時でした。
若手の時(心が疲れることが多くて支えが欲しい)
最近はだいぶ変わってきているところも増えていますが、若手の時はとにかく仕事がきつく感じます。
仕事のできない上司に理不尽に叱られる、命の現場で自分の不甲斐なさを感じたりといったことが絶えません。
仕事も業務が増え、特に救急に乗るようになると睡眠不足になって、休みは寝て終わってしまうなんてことになり、リフレッシュできずに、また仕事ということも少なくありません。
仕事の休みは多いですが、周りも社会人になり、学生時代は頻繁に遊んでいたのに、なかなか遊べないため、孤独を感じることも出てきます。
そんな心が疲れている時に、支えてくれる彼女がいれば、結婚したいと思うタイミングになりやすいです。
普段は人を守る仕事をしている人が、守られている・支えられていると思うタイミングは結婚したいと思う時です。
昇任や配置換えをした時(仕事の区切りは決断しやすい)
長く付き合っていると、結婚のタイミングが掴めず、ずるずるとというのはよくあります。
付き合って何年の記念日、クリスマスと行った区切りは結婚したいと思う人が多くいるはずです。
消防士だと、そういったイベントごとに加えて、昇任や配置換えがきっかけになることもあります。
昇任は、責任が重くなり、給料も上がり、一人前になったと自分自身を認めることができるタイミングにもなります。
また、消防隊から救助隊に変わったり、救命士になったりと業務が変わるタイミングは、結婚してプライベートも変化させようというきっかけにもなります。
私の2度目の結婚は昇任した時でした。昇任ときっかけに過去の自分を生産して新しく幸せを掴みたいと思うようになりました。
消防士が結婚したいと思える女性のタイプ
消防士が結婚したいと思う女性のタイプとして1番求めるものは【包容力】です。
消防士といっても、人それぞれの好みはありますが、心も体も疲れやすい仕事であることは共通しています。
そんな中、家に帰って落ち着かない、安心できないような女性とは結婚したいとは思えません。
仕事でもストレスを抱え、家庭でもストレスを抱えるとなると、一緒に暮らせるわけもありません。
消防士が好きな女性のタイプは下記の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
知っておくべき消防士との結婚生活
消防士がどんな仕事をしているのかは、ニュース等で見る機会もあるので、なんとなく理解しているかもしれません。
しかし、結婚生活となるとイメージするのは難しいかもしれません。
実際、他の仕事と比べて分かりにくいこともあり、それを理解せずに結婚すると離婚してしまう夫婦も少なくありません。
特に20代前半に結婚した夫婦は、性格の不一致も元々あったかもしれませんが、消防独特の結婚生活が引き金になって離婚した夫婦もたくさんいます。
そのため、消防士との結婚生活をあらかじめ知っておくことは大切です。
消防士の生活リズム
まず、消防士が他の仕事と違う点は、勤務時間が特殊なことです。
自治体によっては違いますが、基本的な勤務形態は
・2交代制(隔日勤務)【1日おきに、午前8時30分から翌日の午前8時30分までの24時間勤務】
・3交代制(3部勤務制)【約2日おきに、午前8時30分から翌日の午前8時30分までの24時間勤務】
・毎日勤務制【平日の午前8時30分から午後17時15分まで勤務】
多くの消防士は2交代制勤務をしていますが、同じ自治体の消防でも業務によって3交代制勤務や毎日勤務と変わることもあります。
休みにあっては下記の図のようになっています。
基本的に業務時間が終われば、帰ることがありますが、出動があれば帰れないこともあるので、旅行であったり、帰ってきた朝に予定がある場合は、時間が読みにくいことがあります。
なので、結婚すると丸一日会わない日があります。1人の時間も欲しいという人には助かるかもしれませんが、たくさん一緒にいたいという人にとっては寂しい時間があると言えます。
また、夜の出動もあれば、帰ってきてぐったりしていたり、理不尽な仕打ちに疲れ切っていて、せっかく一緒にいる日なのにと思う日もあります。
消防士の飲み会事情
消防士のイメージで1番誤解があるのが、飲み会です。
確かに昔は消防士の飲み会は多くあり、縦社会も強く、誘われると断れないといったことはありました。
しかし、飲み会はかなり減っています。
お酒が好きな人でも、外に出て飲むことは減っており、家でパートナーと晩酌したりと、お酒が好きながらも家庭にいることを選択する人が増えています。
私が若手の頃は、しょっちゅう飲みに行っていましたが、子供ができてからは年に3〜4回程度しか行っていません。
下記のような場合飲み会がなくなっていないので、注意が必要です。
- 昔ながらの縦社会が強い職場
- 結婚する前から飲み会が好き
- 合コンが好き
飲み会自体は悪いことではなく、人間関係を円滑にしたり、ストレス発散になるのですが、頻度が多いと結婚生活ではマイナスでしかありません。
結婚する前であれば、どれぐらいお酒が好きか?どのくらいの頻度で飲み会に行っているか聞いてみるのもおすすめしておきます。
20代で離婚が多いのはこの飲み会が原因になることが多いです。
周りの消防士が合コンに行っていて、誘われることがあったり、結婚前の合コン癖が抜けないなんてことから、浮気する消防士が多いからです。
またそうでなくても、飲み会の頻度が多いと一緒にいる時間が短くなり、家計にも響くので夫婦仲がギクシャクしてしまいます。
結婚したては、なかなか生活リズムを変えない消防士が多いですが、飲み会を減らしてもらったり、合コンは絶対許さないとしっかり釘をさすことが大切です。
合コン自体も減ってはいますが、まだまだ好きな消防士も多く、パートナーがそういったグループの場合は離婚率が上がります。
消防士の家事分担
消防士の多くは基本的に家事スキルが高いです。
なんでもそつなくこなしてくれるので、分担すれば共働きとなっても不満を感じることは少ないでしょう。
ただし、消防の仕事は日によって忙しさが全然違います。さらにそれが連続することもあります。
例えば、救急だと年末年始、年度終わりと始め、クリスマスといった飲み会シーズンには夜の救急がかなり増えて寝れない日が続きやすい時があったりします。
そういった場合が、疲れて全くできない時もあります。
普段している人でも、できないことはあるので、家事をきっちり半分というようにされると結婚生活がうまくいきにくい傾向があります。
疲れてる時はお互い様と割り切って、やれることを2人が感謝しながらできる関係だったり、消防士は頼まれるのが好きな人が多いので、頼るようにお願いするとうまくいきやすいです。
ただし、最近は職場での業務が増え、食事を作らない所もあります。
そのせいで、料理ができないような消防士は増えてしまっています。
消防士の趣味
消防士の特徴として、多趣味な人が多くいます。
仕事の休みが多く、趣味に時間を使うことができるので、こだわりが強い場合があります。
結婚してからも、趣味を辞めたくないと思っている人がほとんどです。
趣味は続けてもらう方が、夫婦生活はうまくいきやすいと言えます。
趣味によっては、夫婦で一緒に楽しめたり、子どもができても楽しめます。
ただし、注意すべき趣味がいくつかあります。
- パチンコ等のギャンブル
- 車関係
- 合コン
これらの趣味は、出費が大きくなります。
合コンはもちろん説明もするまでもなく、やめてもらいましょう。
他のに関してはハマっていた人はすでに、金銭感覚がマヒしている可能性があるので、お金の管理から始めてください。
結婚してから、実は借金があることや中毒になっていてやめれなくて離婚というケースも少なからずあります。
できることなら結婚前に趣味について聞いておくことをおすすめします。
常識の範囲なら問題ないこともありますが、消防士は時間があるのでどうしてものめり込む可能性が高くなるので、危険です。
消防士は転職する人がいるの?
消防士で転職する人は、かなり増えています。
パートナーからすると、消防士は安定していることが結婚のメリットであるはずなのに、不安に思う人はいるかもしれません。
ただ、消防士を辞めて、転職したから、離婚したという話はほとんど聞きません。
消防士の仕事は過酷で、不満が溜まりやすい職業です。
職場の人間関係もメンバーによっては複雑で悩んで、心が病む人もいれば、夜寝れないことで体を壊す人も少なくありません。
転職する人のほとんどが前向きな理由でやめており、家族もそれを受け入れています。
結婚して、転職となると不安に思う人も多いかもしれないですが、いい結果になってる人が多いので安心してください。
私自身も自分の体をもっと大切にして、家族と長く一緒にいたいと思ったのも、今の仕事についた理由の一つでもあります。
他の転職した消防士にあっても、後悔している人はほとんどおらず、消防士時代よりイキイキしています。
消防士と結婚するために出会う方法
チャラい消防士のせいで、消防士は出会いが多いように思われがちですが、実際はそうでもありません。
合コンが苦手だったりすると、職場での出会いはほぼなく、なかなか彼女ができない人もいます。
そのため、チャラくなくて結婚したいと思ってる消防士は、婚活アプリや結婚相談所を利用している人も実はたくさんいます。
マッチングアプリも利用している人も増えているので、使ってみるのもいいでしょう。
マッチングアプリは、チャラい消防士もたくさんいるので、注意してください。結婚願望が強いなら、結婚相談所や婚活アプリの方が真剣な出会いを求めている消防士が多いので、金額と見合えばそちらをおすすめします。
最後に
消防士の結婚生活について詳しく説明しました。
消防士の結婚生活は難しい面が多く、安定していると言われているのは、クビにならず、一定の収入が必ずあるその一点のみです。
もちろんそれは大きな要素なので、安定していると言われることは何も不満はありません。
しかし、仕事はどんどん過酷になってきており、辞めていく人も多く、体を壊す人も少なくなく安定しているとは限りません。
結婚しても、消防士独特の勤務だったり、文化についていけないような人もいるので、安定という言葉には違和感を感じえません。
さらに、民間の給料が上がってきている時、公務員はなかなか上がらないといった面があり、今後収入の面でも不満を感じることが出てくるかもしれません。
ただそうはいっても、消防士との結婚は相性があえば、一緒に楽しめる要素はたくさんあり、家庭的な人も多くいるので幸せな結婚を送れます。
ちまたで言われている消防士が安定しているに期待をするのではなく、2人で作り上げていくことが、幸せになることに繋がります。
この記事が1人でも幸せな結婚生活を送る参考になりますように。
コメント